☆オモチャで遊ぼう☆

「・・・でな、その玩具がなかなかよくてよ。」
「さっすが、跡部だよねー。まあ、そんなプレイに乗っちゃう宍戸も宍戸だけど。」
宍戸が委員会で少し遅くなっている放課後。誰もいなくなった教室で跡部と滝はなかなか
コアな話をしていた。今日のテーマは玩具なプレイについて。滝も興味はあるものの、こ
の年齢ではそれ自体を手に入れることが難しい。ちょっと跡部が羨ましいなあと口にする
と、思ってみない提案を跡部がしてきた。
「何だったら、テメェの分も俺が見積もっといてやろうか?」
「えっ?本当に?」
「テメェだって興味はあるんだろ?」
「大ありだけどさ。でも、使うのって結構抵抗ない?」
「それを俺に聞くか?」
「あはは、跡部はないよねー。んー、でも、使ってみたいっちゃ使ってみたいし。跡部が
そう言ってくれるんなら、是非って感じかな。」
「なら、よさそうなのを用意しといてやるよ。ま、普通に使うのがやりにくかったら、賭
けテニスでもして、罰ゲーム的に使うのもいいんじゃねぇの?シングルスだったら、いけ
んだろ。」
「かなり頑張んなきゃだけどね。賭けテニスかー。確かにそれはいい考えかも。」
跡部の提案に滝はかなり乗り気な様子で話を進める。二人がそんなどうしようもないこと
の相談をしていると、委員会を終えた宍戸がパタパタと走って教室に入ってきた。
「悪ぃ。待たせたな・・・って、あれ?滝。」
「跡部が暇そうにしてたから、ちょっと話に付き合ってあげてたんだ。」
「ふーん。で、その話ってのは終わってるのか?中途半端だと微妙だろ。」
「ああ、とりあえず区切りのいいとこまでは話し終わってるぜ。」
「なら、帰ろうぜ。俺、ちょっと寄りたいとこあるんだよな。滝も一緒に帰るか?」
「俺はまだもう少しやっていかなきゃいけないことがあるからいいよ。二人のラブラブな
時間の邪魔したくないしね。」
本当はやることなんてないのだが、跡部に気を使って滝はそんなことを言う。ただの下校
をラブラブな時間などと言われ、宍戸は真っ赤になってそんなことはないと否定する。
「べ、別に普通に帰るだけだからな!!」
「ふふ、そんなこと言って、宍戸的にも跡部と二人きりの方がいいと思ってるんでしょ?」
「そ、そんなことねぇ!!」
「なーに恥ずかしがってんだよ?滝がああ言ってくれてるんだから、さっさと帰ろうぜ。
二人きりでな。」
滝に便乗して、跡部もそんなことを言い出す。ただ帰るだけなのに、どうしてこんな恥ず
かしい思いをしなければいけないのかと、宍戸はぶすっとした顔で、跡部を睨んだ。
「だったらさっさと帰るぞ!!」
「はいはい。じゃあな、滝。さっきの話は、まあ、一週間以内には何とかしとくぜ。」
「うん、ありがとう。じゃあ、また明日。」
軽く別れの挨拶を交わすと、跡部と宍戸は教室から出て行き、滝はその場に残る。跡部と
宍戸が完全に帰って行ったのを確認すると、滝は立ち上がり、鞄を持ってドアの方へと向
かった。
「玩具か。何かドキドキするけど、楽しみかも。」
そんなことをポツリと呟き、滝は口元を緩ませる。跡部に教えてもらった楽しい大人の遊
び。それが実際に出来ると、期待感に胸を膨らませながら、滝は頭の中で様々な想像を巡
らせた。

そんな話をした週の間に跡部は本当に滝に渡す玩具を用意した。用意してもらったのなら
ば、後は賭けテニスをして鳳に勝ち、それを実行するだけだ。鳳が空いている時間にテニ
スをしようと誘い、滝は賭けテニスを行う。賭けの内容は「負けた方が勝った方のして欲
しいと思うことをする。」というよくあるものであった。こういうことになると、俄然や
る気が出るもので、滝は圧倒的な強さで鳳を負かせた。
「ゲームセット、ウォンバイ滝。」
「ハァ・・・すごいですね、滝さん。今日は全然手が出なかったですよ。」
「ふふ、そう?けど、長太郎もすごく強くなってると思うよ。」
「ありがとうございます。」
「それで、試合する前にした約束なんだけど・・・・」
「はい。俺に出来ることなら、ちゃんとやります。」
負けたことをしっかりと認め、鳳は素直に賭けに応じようとする。そんなすぐに例のこと
をバラしては面白くないと、滝は少し遠まわしな表現で、して欲しいと思うことを口にし
た。
「それなら、次の休みにでも、長太郎が弾くバイオリンを聞かせて欲しいな。」
「そんなことでいいんですか?」
「うん。してくれるよね?」
「はい。そのくらいのことならお安い御用ですよ。」
もう少し大変なことをして欲しいとお願いされると思っていたので、鳳は拍子抜けしつつ
も、ホッとする。しかし、滝の本当にして欲しいことはそんな簡単なものでは決してなか
った。

賭けテニスをしてから、数日後の休日。滝は鳳を自宅に招待した。約束を果たすため、鳳
は愛用しているバイオリンをしっかり用意してきていた。それと同じように、滝も今日使
うべきものをバッチリ用意している。
「いらっしゃい、長太郎。」
「お邪魔します。」
自室に鳳を招き入れると、滝は部屋の鍵を閉め、カーテンを閉める。何故そんなことをす
る必要があるのかと不思議に思いつつも、鳳はそのことに対しては特に何もつっこまなか
った。
「とりあえず、バイオリンはそのへんに置いておいていいよ。」
「はい。」
机のすぐ側に鳳は持って来たバイオリンを置く。これから使うものを後ろ手に隠しながら、
滝は立っている鳳におもむろに近づいた。そして、そのまま鳳の腰のあたりに腕を回し、
ぎゅっと抱きしめる。
「た、滝さん・・・・?」
突然抱きしめられ、鳳はドキッとしながら滝の名前を呼ぶ。鳳の顔を見ながら、ニコッと
笑うと、滝は持っていたローションを鳳の背中の後ろで指に絡め、すっと鳳のズボンの中
に手を突っ込んだ。
「ひゃっ・・・あっ!?」
突然濡れた手を下着の中に入れられ、鳳は驚いたような声を上げる。そんなことお構いな
しに、滝はトロトロに濡れた指を双丘の中心に持っていった。
「っ!!」
そのことに鳳は気づくが、腰をしっかり捉えられているため、身動きを取ることが出来な
い。そのうちに、滝の指は蕾の中心に到達し、さらにその奥へと入っていく。
「あっ・・・あぅ・・・」
濡れた指はゆっくりとその蕾を咲かせるかのように蠢き、その入口をほぐしてゆく。何故
こんなことをされているのか、鳳は全く理解が出来なかった。
「やっ・・・ん・・・滝さんっ・・・何で・・・こんなこと・・・・」
「ただバイオリンを弾いてもらうだけじゃ面白くないでしょ?」
「それって・・・どういう・・・・っ!?」
ある程度、鳳の蕾がほぐれると、滝は跡部に用意してもらった玩具を手にし、今慣らした
ばかりのそこへ押しつけた。跡部が滝のために用意した玩具。それは2cm程度のいくつ
かの玉が数珠状に繋がり、その一番端に小さな輪っかのついた紐がついているものであっ
た。そんな玩具を滝は容赦なく鳳の内側へと埋めてゆく。
「ひあっ・・・んぅ・・・やっ・・・ああっ!!」
つぷんつぷんと、自分の中に小さな玉が入っていく感覚に、鳳は足を震わせ身悶える。全
ての玉をしっかり中へ埋め込むと、滝はすっと指を鳳のズボンから抜き、ローションで濡
れた手をハンカチで拭いた。
「んっ・・・ハァ・・・・」
いきなりそんなものを入れられ、鳳はわけが分からずその場にへたり込んでしまう。そん
な鳳に滝は手を差し伸べ、立たせようとする。
「立って長太郎。」
「ハァ・・・で、でも・・・」
「バイオリン、聞かせてくれるんでしょ?」
「う・・・」
そう言われてしまっては立ち上がらないわけにはいかない。力の入らない足に無理矢理力
を入れ、ゆっくりと立ち上がると、鳳は持って来たバイオリンをケースから取り出した。
そして、内側に感じる違和感に呼吸を乱しつつ、その腕にしっかりとバイオリンを構えた。
「一曲、全部弾き終わるまで、絶対にやめちゃダメだからね。」
「・・・・は、はい。」
その言葉がどういう意図を意味しているのか分からないが、とにかく今は滝の言うことに
従わなければいけないと、鳳は素直に頷いた。何とか呼吸を整えようと、ゆっくり息を吸
い、鳳はバイオリンを弾き始める。
〜〜〜♪ 〜〜〜〜〜♪ 〜〜〜〜♪
もともとバイオリンの腕はピカイチなので、こんな状況であっても鳳は美しい音色を奏で
ることが出来る。
(さすが、長太郎。なかなかやるねー。)
そんなことを思いながら、滝はベッドに座り、バイオリンを弾く鳳を眺めていた。しばら
く何もせずにただバイオリンの音に聞き入っている滝であったが、曲が一際盛り上がる部
分まで来ると、カチっと何かのスイッチを入れた。
「ひあっ・・・ああっ!!」
その瞬間、バイオリンの音が乱れ、鳳の口から高い声が漏れる。滝が入れたスイッチ。そ
れは、今鳳の中に埋め込まれている玩具を動かすためのスイッチであった。乱れたバイオ
リンの音と鳳の声に滝はひどく興奮する。
「あっ・・ぁ・・・た、滝さんっ・・・・」
自分の体に起こったことが理解出来ず、鳳はいったんバイオリンを弾くのをやめ、すがる
ような目で滝を見た。しかし、滝は妖しげな笑みを浮かべながら、一言言い放つ。
「続けて、長太郎。」
「んっ・・く・・・で、でも・・・」
「さっき言ったよね。全部弾き終わるまで、絶対にやめちゃだめだって。」
一度した約束は必ず守らなければならない。そんなことを思いながら、鳳はバイオリンを
構え、再びその続きを弾き始めた。しかし、敏感な内側激しく掻き回されている所為で、
時折そのバイオリンの音はひどく乱れる。
「んあっ・・・ふ・・・ぅ・・・あっ・・・・」
内側を弄られる快感に喘ぎながら、必死でバイオリンを弾き続ける鳳に、滝の胸はひどく
高鳴る。
(これは・・・かなりいいかも。)
普段とは一味違った少しアブノーマルなプレイ。ただ見ているだけでも体が熱くなってゆ
く。鳳が奏でる曲に合わせ、滝は中で動く玩具の振動の強さを変える。弱くなったり、強
くなったりするその刺激に、鳳は立っているのもやっとなほど、足を震わせていた。
「ひあっ・・・あぁんっ・・・やっ・・・ああぁ・・・・」
(もう少し・・・あともう少しで・・・・)
もう少しで一曲弾き終えることが出来ると、堪え切れない声を溢れさせながら、鳳はバイ
オリンを弾き続ける。そして、最後の一小節を震える手で奏でると、鳳はその安堵感から
堪えていた熱を放った。
「んんっ・・・ああぁ――っ!!」
そんな鳳の姿に、滝はぞくぞくと何とも言えない快感が走るのを感じる。激しく呼吸を乱
しながら、その場に座り込む鳳のもとまで歩いて行くと、滝は満面の笑みで鳳の頭を撫で
た。
「よく出来ました。」
「あっ・・・滝さ・・ん・・・・」
「ん?何?」
「中の・・・中で動いてるの・・・・は、早く取って下さいっ・・・・」
褒められるのは嬉しいが、鳳からすればいまだに動き続けている玩具を早く取り出して欲
しくて仕方がなかった。
「なら、自分で今下に穿いてるもの全部脱いで、ベッドの上で四つん這いになって。」
そんなことをするのは恥ずかしくて出来ればしたくないのだが、しなければ、中の玩具は
取ってもらえない。内側を犯すそれにふるふると身を震わせながら、鳳は滝の言う通り、
ズボンと下着を脱ぎ捨て、ベッドの上で四つん這いになった。
「滝さんっ・・・・」
早く取って欲しいと、鳳は涙目になりながら滝を見る。そんな鳳に滝は激しく胸を高鳴ら
せた。
「取って欲しい?長太郎。」
「は・・い・・・・」
「ちゃんとバイオリン聞かせてくれたし、取ってあげる。」
そう言いながら、滝はパタパタと震えている紐を掴む。しっかりと紐を握ると、滝は焦ら
すようにゆっくりとその紐を引っ張る。
「あっ・・・はぁんっ・・・んっ・・・んんっ・・・」
震えながら入口を開き、ゆっくりとそこを通り過ぎるそれに、鳳は下肢をがくがくと震わ
せ、子犬が鳴くような高い声を上げる。紐で繋がれた玉が一つ通り過ぎるたびに、鳳は頭
が真っ白になってしまいそうな程の快感を感じてしまう。
(こんなのっ・・・おかしくなっちゃう・・・・)
「んんぅっ・・・あっ・・・ああっ・・・!!」
「そんな可愛い声上げて、コレ抜かれるの、そんなに気持ちイイの?」
楽しげにそんなことを尋ねてくる滝の言葉に、鳳はふるふると首を横に振る。
「嘘ついちゃダメだよ。長太郎。」
ニヤっと笑いながら、滝はせっかく出した玉を一つ鳳の内側に戻す。早く取って欲しいの
に、再び中に入れられてしまい、鳳は思わず悲鳴にも似た声を上げる。
「いやぁっ・・・ああっ・・・やあぁっ・・・!!」
「なら、何て言えばいいか分かるよね?」
「中にあるの・・・抜かれるの・・・・すごく気持ちイイですっ!!・・・だから、早く
最後まで・・・抜いてくださいっ・・・!!」
「ふふ、素直でいいね。いいよ。今度はちゃんと抜いてあげる。」
妖しく笑いながらそう言うと、滝は残っていた玉を一気に引き抜いた。予想だにしていな
かった大きな刺激に、鳳は思わず達してしまう。
「ひあっ・・・ああぁんっ!!」
パタパタと白い雫を迸らせると、鳳は両手に顔を埋め、ゼーゼーと息を乱す。
(・・・・恥ずかしいのに、すごい気持ちよかった。)
そんな感覚にドキドキしていると、滝に後ろから抱きしめられ、耳元で何かを囁かれる。
「長太郎・・・俺の、入れていい?」
玩具に乱れる鳳を見ていて、滝も余裕がなくなっていた。切羽詰まったような声でそんな
ことを言われ、鳳の鼓動はひどく速くなる。もうここまで来てしまったらどうでもいいと、
鳳はその言葉に小さく頷いた。
「じゃあ、入れるよ。長太郎・・・」
鳳の腰をしっかりと捉え、すっかり熱く硬くなっている楔をひくひくと収縮を繰り返して
いる蕾に突き刺した。玩具でトロトロになっている鳳の内側は、ほどよい力で滝の熱を締
めつけ、これ以上ない心地よい刺激を滝に与える。
「んっ・・・すごい、気持ちイイ・・・」
「あっ・・・ふあっ・・・あんっ・・・・」
先程まで入っていた無機質とは全く違う感覚に、鳳は激しく感じてしまう。滝の熱が敏感
な壁を擦るたびに、鳳は甘く色のある声を上げる。
「んっ・・・ああ・・・あっ・・・あ・・はぁっ・・・・」
鳳が感じれば感じるだけ、その内側は熱くなり、収縮も大きなものになる。鳳の中に感じ
れば、滝の熱もより硬さと大きさを増し、鳳にとってさらに大きな刺激となる。そんな相
乗効果で、二人はちゃくちゃくと絶頂への階段をのぼっていった。
(長太郎の中、本当ありえないくらい気持ちいい・・・)
(やっぱり、玩具なんかより滝さんの方が何倍もイイ・・・)
高まる快感に激しく呼吸を乱しながら、二人は絡み合う熱に翻弄される。
「ハァ・・・ああっ・・・滝さんっ・・・んっ・・・あっ・・・は・・・・」
「長太郎・・・」
互いの名を呼べば、繋がっている体がより大きく反応する。全てが混ざり合うような快感
は、あっという間に高みへと昇りつめていった。その高みに到達した瞬間、二人は熱い雫
を迸らせた。

しばらくぐったりと身を横たわらせて休んだ後、二人は汚れた体を洗い流しに行こうと、
風呂に入ることにする。体を洗いながらある程度の始末をしてしまうと、二人はゆっくり
湯船に浸かる。
「いきなりあんなことしちゃってゴメンねー。」
「本当ですよ、もう。」
いきなり玩具を使ったことに対して、滝は一応謝った。相当使われるのが嫌だったのか、
珍しく鳳は拗ねるような態度を見せる。
「跡部が楽しいっていうからちょっとやってみたくなっちゃって。・・・やっぱ、嫌だっ
た?」
嫌だったかと聞かれれば、そこまででもなかったなあと鳳は思ってしまう。しかし、それ
を口にするのはなかなか恥ずかしい。滝の問いにどう答えたらいいのか分からず黙ってい
ると、滝がぎゅうっと抱きついてきた。
「そこまで嫌だったんなら、本気で謝るよ。ゴメンね。でも、俺、長太郎のことすごくす
ごく好きだから、いろんな長太郎が見たくてついあーいうこともしちゃうんだ。だから、
許して?」
別に怒っているわけでもないし、そこまで嫌だとも思っていない。しかし、顔を合わせる
のは少し恥ずかしいので、滝から目を逸らしながら、鳳は自分の思っていることを口にし
た。
「別に怒ってないですし、許すも何もないですよ。初めはビックリして嫌だと思いました
けど・・・何だかんだ言って気持ちよかったですし。」
「本当に?無理して言ってない?」
「こんなこと無理して言ったってしょうがないじゃないですか。・・・・宍戸さんの言っ
てたこと、ちょっと分かった気がします。」
「へ?宍戸?」
いきなり宍戸の名前が出てくるので、滝は首を傾げて聞き返す。
「たまーに、話してくるんですよね。跡部さんがあーいうもの使うって。けど、宍戸さん
的には、それは結構好きな部類のプレイらしいですよ。」
「あはは、さすが宍戸だね。で、長太郎的にもそれは分かるかもなあと?」
「・・・はい。そういつもじゃキツイですけど、たまにならいいかなーみたいな。」
「ふふ、いいこと聞いちゃった。なら、たまーに使うってことにするよ。」
「あっ、でも、今度使う時は事前に言って下さいね。今日みたいにいきなりされるのは、
心の準備が出来てないんで、ビックリしちゃいますから。」
「了解。何か新たな楽しみ発見!!って感じでいいねー、こういうのも。」
「まあ、そんなに悪くはないんじゃないですか?」
完全に肯定するのは恥ずかしいので、鳳は少しオブラートに包んだ感じな返しをする。何
はともあれ、玩具を使ってするのも悪くはないと分かったわけだ。普段はしないことを思
いきってしてみるのもいいもんだと、滝は身を持って学ぶのであった。

                                END.

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