「とりあず、調べ物はこんなもんかな。」
とある昼休み、宍戸はレギュラー部室のパソコンでちょっとした調べ物をしていた。特に
もう用はないため、ロッカールームを出ようとしたその時、ガチャっとドアが開いた。
『あっ。』
「何してんだよ?こんなとこで。」
「ちょっと調べたいものがあったから、パソコン使わせてもらってただけだぜ。テメェこ
そ、何しに来たんだよ?」
ロッカールームのドアを開けたのは跡部であった。
「日誌が必要になってな。取りに来ただけだ。」
「なるほどな。」
「調べ物ってのはもう終わったのか?」
「まあな。そんな大したことじゃねぇし。」
どちらも部室でしなければいけないことは済んでいる。偶然ここで会えたのだから、何も
せずに教室へ戻るのはもったいないと、跡部は後ろ手にドアを閉め、鍵をかけた。
「俺、もう教室に帰ろうと思ってたんだけど、何でドア閉めちまうんだよ?」
「せっかくここで会えたんだ。しかも、好都合なことに今は俺とお前の二人きり。こんな
状況、逃す方がもったいねぇだろ?」
そう言いながら、跡部は宍戸と場所を入れ替わるかのように移動し、宍戸の体をロッカー
ルームのドアに押し付ける。そして、宍戸の顔のすぐ横に手をつき、ゆっくりと顔を近づ
けた。跡部の顔が近づいてくるのに気づき、宍戸は反射的に目を閉じ、ほんの少し顎を上
げる。
「ん・・・」
唇が重なると、宍戸は小さく口を開く。いつもと同じ少し激しめのキス。学校でこんなこ
とをするのはどうかと思いつつも、宍戸は跡部のキスが好きだった。誰もいないならこれ
くらい構わないだろうと、跡部の与えてくれる口づけを宍戸は思う存分享受する。跡部の
キスにすっかりとろけていると、ふと腰のあたりに違和感を覚える。
「はっ・・・ちょっ、跡部っ・・・んぅ・・・・」
キスの合間に言葉を紡ごうとする宍戸の唇を自らの唇で塞ぎ、跡部は持っていたパールの
玩具を宍戸の双丘の間にするりと滑り込ませる。そして、一つまた一つとその玩具を宍戸
の中へと埋め込んでいった。
「んんっ!?んっ・・・ん・・・んーっ!!」
予想外にスムーズに入っていってしまう感覚に声にならない声を上げつつ、宍戸はピクン
ピクンとその身を震わせる。取り出すための輪っかを残し、全てを宍戸の中に埋め込んだ
ところで、跡部は宍戸の唇から自分の唇を話した。
「ふはっ・・・な、何入れてんだよ!?」
「ちょっとした玩具だぜ。こんなに簡単に入っちまうなんて思わなかったけどな。」
「ふ、ふざけんな!!これからまだ午後の授業がっ・・・」
キーンコーンカーンコーン・・・・
宍戸が文句を言っていると、昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴り響く。
「確か次の授業はテメェも榊監督の音楽だったよなぁ?」
「なっ・・・!?」
「監督の授業だ。サボるわけにも遅刻するわけにもいかねぇよなあ?宍戸。」
次の授業は、跡部も宍戸も音楽であった。音楽は選択教科の為に複数クラス合同で行われ
る。今日の予定では、跡部のクラスと宍戸のクラスが合同で行うことになっていた。テニ
ス部顧問の太郎の授業であるが故に、遅刻することもましてやサボることなど出来るわけ
がない。それを分かっていて、跡部は宍戸にこんな悪戯をしかけたのだ。
「ほら、早く教室戻って、音楽室に行かないと怒られるぜ。」
「お前・・・マジ最悪っ!!」
昼休みの終わりを告げるチャイムがなってから、次の授業が始まるまでは10分程度しか
ない。しかも、移動教室となれば、急いで帰ってギリギリ間に合うかどうかだ。結局宍戸
は、中に玩具を入れられたままの状態で授業を受ける羽目になってしまった。
次の音楽の時間、宍戸は中に入っているものを出来るだけ意識しないようにしながら、授
業を受けた。しかし、立ったり座ったりすると、どうしても中にあるそれが動き、声を上
げそうになってしまう。そんな状態でも、宍戸は必死で声を殺し平静を装った。その甲斐
あって他の者に怪しまれるようなことはほとんどなかったが、跡部の目は誤魔化せない。
異物を入れられている違和感を必死で堪えようとしている宍戸の姿を、跡部は口元を緩ま
せながら、授業を受けている間中ずっと眺めていた。
「監督。」
「どうした?跡部。」
「放課後ピアノを弾きたいんで音楽室を借りたいんですけど、いいですか?」
「構わないが、私は今日は用事があって、早めに帰らなければならない。しっかり戸締り
をするという条件でなら、使用を許可する。」
「分かりました。戸締りは任せて下さい。」
「それじゃあ、鍵を預けておくから頼んだぞ。鍵は職員室の私の机の上に置いておいてく
れればいいからな。」
「はい。」
音楽の授業が終わると、跡部は太郎に放課後に音楽室を使わせて欲しいと頼んだ。そんな
跡部を横目に見ながら、宍戸は自分の教室へ帰ろうとする。
「おい、宍戸。」
そんな宍戸を跡部は呼び止めた。そして、太郎から受け取った鍵を指先でくるくると回し
ながら、宍戸の元まで歩いて行く。
「・・・何だよ?」
面倒くさそうに振り返る宍戸に耳打ちするかのように、低く小さな声で跡部は囁いた。
「中にあるやつ抜いて欲しかったら、放課後音楽室に来い。」
そんな跡部の言葉に宍戸の心臓はドキンと跳ねる。熱くなる顔を誤魔化すかのように、宍
戸は怒鳴るような口調で言葉を返す。
「行くわけねぇだろ!!アホっ!!」
そう一言言い放つと、宍戸は跡部から逃げ去るように、自分の教室へ向かって駆け出す。
しかし、中にあるもののため、すぐにその速度は落ちていった。
「素直じゃねぇなあ。自分で抜くなんて出来ないくせに。」
そんなことを呟き、跡部はふっと笑いながら、自分のクラスに向かって歩き出した。
そして、放課後。跡部はピアノの椅子に座りながら、宍戸が来るのを待っていた。暇つぶ
しにピアノでも弾こうかと鍵盤に指を置いた瞬間、音楽室のドアが開く。
「遅かったじゃねぇか。」
ドアを開けて入ってきたのは宍戸だ。顔を紅潮させ、睨むような視線を跡部に向ける。し
かし、音楽室に入るやいなや宍戸は音楽室のドアの鍵をしめた。
「行くわけねぇって言ってたのはどこのどいつだ?アーン?」
「ウルセー。さっさと、中のやつ抜けよ・・・・」
内側に埋められている玩具のために、宍戸の身体はすっかり疼いていた。抜いて欲しいと
いうのも間違ってはいないが、そこをちゃんと弄って欲しいというのが正確な思いであっ
た。
「抜いて欲しいなら、抜きやすい格好になれよ。そのままじゃ出来ないぜ。」
跡部にそう言われ、宍戸は素直に下に穿いていたものを脱ぐ。羞恥心と共に感じるどうし
ようもない程の興奮。ここが学園内の一室だということを意識すると、よりその感情は大
きくなった。
「もっとこっちに来ないと、抜いてやれねぇぜ。」
「・・・・・。」
宍戸が黙って跡部に近づくと、跡部は宍戸の腰に腕を回し、双丘の中心から垂れ下がって
いる小さな輪っかに指をかけた。これからされることへの期待と興奮から、宍戸は跡部の
背中にぎゅっとしがみつき、顔を肩へ埋めた。
「抜くぜ。」
耳元でそう囁くと、跡部はゆっくりと指にかけた輪っかを引っ張る。中のパールが入口を
押し開きながら外へ出ていく感覚に、宍戸は身を震わせながら声を漏らす。
「んっ・・・あ・・・あっ・・・・」
一つまた一つとパールが入口を通り抜けるたび、ゾクゾクと全身が粟立つような快感が宍
戸を襲う。最後の一つが外へ出ると、宍戸は跡部に抱きついたまま、熱い吐息を繰り返し
漏らした。
「ハァ・・・ハァ・・・」
「あんなに文句言ってたわりには、随分と良さそうじゃねえか。」
「・・・んなことねぇよ。」
「けど、ここはもっと弄って欲しいって言ってるみたいだぜ?」
「ふあっ・・・!?」
一度は外へ出した玩具を跡部は再び宍戸の中へと入れる。ひくひくと震えるそこがパール
を一つ飲み込むたびに宍戸は、甘い声を漏らす。
「あっ・・・んあ・・・あんっ・・・・!」
「いい反応するじゃねぇか。気持ちイイんだろ?こんな玩具で遊ばれて。」
「違っ・・・んんっ・・・そんなことな・・・・」
「だったら、テメェがイイって言うまでこれで責め続けてやるぜ。」
「ひあっ・・・ああぁっ・・・!!」
最後の一個を入れると、今度は一気に引っ張りそれを引き出す。そして、間髪入れずに再
び挿入を開始する。入れては引き抜かれ、引き抜かれては入れられる。何度も擦られたそ
こは、次第に感度を増し、宍戸の理性を奪っていった。
「あっ・・・やぁ・・・ああぁ・・・・」
「後ろしか弄ってやってねぇのに、こっちももういっぱいいっぱいじゃねぇか。」
「やっ・・・跡部っ・・・・もう・・・ダメ・・・ダメぇ・・・・」
あまりの快感にガクガクとその身を震わせ、宍戸は跡部の許しを請う。しかし、そんな言
葉は跡部にとっては、嗜虐心と興奮を煽る要素にしかなり得なかった。
「ダメじゃねぇだろ。ほら、もうこんなに簡単に奥まで入っちまうんだぜ?」
「ああぁっ・・・やっ・・・もうっ・・・あ・・・ああっ・・・」
「抜いて欲しいだろ?中をゴリゴリ擦られて、出されるのがたまんねぇんだろ?」
妖しく紡がれる跡部の言葉に宍戸の感覚はより研ぎ澄まされる。跡部が中にあるそれを抜
こうと指に力を入れると、宍戸は反射的に自分の一番感じる場所を擦られるように自ら腰
を動かした。
「ああぁんっ・・・いっ・・・あああぁ―――っ!!」
一際強く跡部にしがみつき、宍戸は熱い蜜を迸らせながら達する。宍戸の顔が肩のあたり
にあるため、色を含むその声は跡部の耳をひどく悦ばせた。
「ふあ・・・あっ・・・ハァ・・・ハァ・・・・」
「いい声出すじゃねぇの。すげぇ興奮するぜ。」
その言葉が嘘ではないとことは、触れ合う身体から宍戸に伝わっていた。跡部の心臓は宍
戸と同じくらい速い速度でリズムを刻んでおり、熱の中心はひどく硬く熱くなっている。
「さあ、この後どうするよ?どうして欲しいんだ?宍戸。」
「ハァ・・・んなの決まってんだろ・・・」
一度達したと言えども、宍戸は玩具で弄られるだけでは満足出来なかった。もちろん跡部
もそこで終わらせるなど、端から考えていない。跡部の期待に応えるかのように、宍戸は
いったん跡部から身体を離し、ピアノの椅子に手をついて、腰を跡部の方へ突き出した。
「随分挑発的な格好だな。」
「テメェの望んでる格好だろうが。」
「ふっ、言うじゃねぇか。けど、それはテメェの望みでもあるんだろ?」
「どっちでもいいだろ。ほら、さっさと続きしろよ。」
いつもの素直ではない口調であるが、跡部からすれば、この上ない誘い文句であった。玩
具で慣らしたそこに熱い楔を押し当てる。その瞬間、宍戸の肩がぴくんと震える。
「宍戸。」
「・・・何だよ?」
「どうして欲しいか言ってみろよ。」
「この状況で何言ってやがる。」
「言わねぇとこのままだぜ?」
「それじゃテメェも生殺しじゃねぇか。・・・さっさと入れろよ、アホ。」
何気ないふうにそう口にする宍戸であったが、これから跡部のモノを入れられるという期
待感と自ら求めるような言葉を言わなければいけない恥ずかしさから、その顔は耳まで真
っ赤に染まっていた。宍戸のその言葉を聞いて、跡部は満足気な笑みを浮かべながら、そ
の身を一気に進める。
「んぁ・・・ああぁっ・・・!!」
先程の玩具とは比べ物にならない質量と熱に、宍戸はたまらず声を上げる。そんな宍戸の
反応に跡部は舌舐めずりをし、宍戸の内側を余すことなく抉るようにその腰を動かした。
「あっ・・・あ・・ん・・・・ぅあ・・・・」
「さっきので、だいぶ慣らされてるから、かなりイイ具合だぜ?テメェの中。」
「あっ・・・ああぁっ・・・ああっ・・・!!」
激しく中を掻き回される感覚に、宍戸はここが学校の音楽室であるということも忘れて喘
ぐ。あまりに素直に宍戸が感じてくれているので、跡部の気分はさらに高揚し、もっと感
じさせてやろうと、すっかり昂ぶっている宍戸の熱に手をかけた。
「ひあっ・・・そこはっ・・・やめっ・・・!!」
「アーン?こっちも一緒に弄ってやった方が気持ちいいだろ?」
「やっ・・・だぁ・・・・あっ・・・あ・・・ああぁっ・・・!!」
宍戸の中のよさを堪能しながら、跡部は熱を包んだ右手を宍戸が一番感じるように動かす。
その手から逃れようと腰を引けば、跡部の熱がさらに奥を抉り、どうしようもない程の快
感が全身を貫く。そんな状況に宍戸はただただ甘い悲鳴を上げるしかなかった。
「あっ・・・ああぁんっ・・・ひっ・・・あ・・・ああぁ――っ!!」
「自分からも腰振って、本当テメェはエロいよな。ここが音楽室だからいいけど、他の教
室だったら、テメェの声丸聞こえだぜ?」
「いやっ・・・跡部っ・・・・気持ち・・・いっ・・・も・・・ああっ・・・!!」
「別にイってもいいけど、俺様がイクまではこうするのやめねぇからな。」
「やだっ・・・もう・・あっ・・・イクっ・・・・ああぁっ!!」
跡部のすること為すこと全てが大きな快感を呼び、宍戸はあっという間に達してしまう。
しかし、跡部は宍戸が達しても中を抉る動きも宍戸の熱を擦る手も全く休めようとしない。
「はっ・・・あっ・・・ああぁっ・・・やっ・・・あ・・・・」
「テメェの中すげぇ締まってすげぇ気持ちイイぜ。」
「あっ・・・ああっ・・・!!跡部っ・・・擦るの・・・やめっ・・・ひぁ・・・・!!」
「まだまだ気持ちイイままでいてぇだろ?」
「ダメっ・・・ダメ・・・・いっ・・・ああぁ――っ!!」
跡部の手は的確に宍戸の感じるポイントだけを擦る。ぎゅうぎゅうと締まるそこも跡部の
熱をよりハッキリと感じさせ、宍戸は止まらない絶頂感にその身を捩る。
「また・・・イッちゃう・・・あっ・・・ああぁんっ!!」
「そんなに感じまくってんのか?本当やらしいなあ、宍戸。」
「はっ・・・あ・・・ああっ・・・もう・・・ダメぇ・・・」
「アーン?まだまだイケんだろ?」
「ひっ・・・や・・・あっ・・・跡部っ・・・ああぁっ・・・!!」
涙をポロポロ流しながら、強すぎる快感に喘ぎ、許しを請おうとする宍戸に、跡部の興奮
はさらに高まる。何度か宍戸をイカせた後、先程より激しく腰を動かし、跡部も絶頂とい
う名の高みに辿り着こうとする。
「ハァ・・・さすがに俺もそろそろイッとくか・・・」
「あっ・・・はっ・・・早っ・・・早くっ・・・」
「アーン?何だよ?」
「早くイって・・・俺・・・も・・・また・・・・」
息も絶え絶えになりながら、宍戸はそんなことを口にする。なかなか可愛いことを言って
くれると、跡部はぐっと宍戸に覆いかぶさるように身を進め、濡れた吐息と共に宍戸の耳
元で囁いた。
「今度は一緒に・・・な。」
「んんっ・・・あっ・・・ああぁ―――っ!!」
熱いミルクを注がれ、今まで敏感すぎる熱を弄っていた手が離れる。もう何度目か分から
ない絶頂に宍戸はパタパタと雫を落とし、既に自分の放ったミルクで汚れている床をさら
に汚した。
汚してしまったピアノの周りを綺麗に片付けると、跡部は先程まで宍戸が手をついていた
椅子に座る。宍戸はと言えば、脱ぎ捨てていた下着とズボンを身につけ、ぐったりとしな
がら床に座り、跡部の座っているピアノの椅子に寄りかかっていた。
「あー、だりぃ・・・」
「あんだけイキまくってたら、そりゃ疲れるだろ。」
「誰の所為だと思ってやがる!!」
「俺様の美技に酔いしれた結果だろ?」
「そんなんじゃねぇよ!!・・・テメェがしつこいくらいに弄ってくるから。」
文句を言いつつ、恥ずかしそうにそんなことを言う宍戸に、跡部はニヤけてしまう。
「どうせ今は足腰立たないんだ。とりあえず、少し休んどけ。」
「全部テメェの所為なんだからな!!」
「はいはい。」
少しやりすぎたということは跡部も感じていた。今のままでは宍戸は動くことが出来ない
だろうと、跡部は宍戸を休ませることにする。何もせずに休ませるのもなんだということ
で、跡部はピアノを弾き始めた。
「その曲、聞いたことあるぜ。」
「クラシックなんて興味なさそうなのに、よく知ってるじゃねぇか。」
「そうなんだけど、何でだろうな?でも、絶対どっかで・・・あ、そっか。」
「アーン?何だ?」
「跡部んちで聞いたことがあるんだ。お前んち、たまにこういう曲流れてるだろ?」
「あー、確かに流してるな。」
「なんか跡部と付き合ってると、自分の興味ない分野のこともいつの間にか覚えてるから
不思議だよな。」
「まあ、悪いことではないんじゃねぇの?」
「まあな。」
そんな会話を交わしながら、跡部はピアノを弾き続け、宍戸は疲れた体を休める。しばら
く音楽室には跡部の奏でるピアノの音が響いていた。その曲が弾き終わると、跡部は宍戸
に声をかける。
「宍戸、少しは休めたか・・・って、寝てるじゃねぇーか。」
「んん・・・・」
「まだ下校の時間までは時間あるな。もう少しだけ休ませといてやるか。」
気持ちよさそうに寝息を立てている宍戸を見て、跡部はふっと笑う。そして、より心地の
よい眠りに誘うかのように、再び穏やかなメロディーをその指で奏で始めた。
END.