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リクエスト内容『岳忍で、岳人の家で宿題(18禁あり)』

「あー、もう全然分かんねぇー!!」
プリントを机の上に広げ、頭を抱えているのは岳人。隣では忍足が小さく溜め息をついて
いる。
「何で午前中で授業終わって早く帰れたのにこんないっぱい宿題出すんだよー。」
「しょうがないやん。今日は数学の先生休みやったんやから。それにもうそろそろテスト
もあるし。」
「それにしてもこれは多すぎだって。侑士ー、写させて。」
「アカン。ちゃんと自分でやらな。」
「ぶぅー、ケチ!!」
今日は先生達の会議があるとかなんとかで、学校は午前中で終わったのだ。だが、数学の
教師が休みだったため今日進むはずだった部分がそっくりそのまま宿題になってしまった。
数学が得意教科の忍足にとってはそんなに負担にはならないのだが、岳人にはかなり大き
な問題になっている。そのため、忍足がその宿題を教えるべく岳人の家に来ているのだ。
「なあ、ここはどうすんだ?」
「ここは、これとこれが相似ってのを証明した後・・・」
今やっているところはかなり複雑で、そう簡単に理解が出来ない。授業をあまりマジメに
聞いていない岳人にとってはかなりの難題だ。だが、それを理解させようと忍足は一つ一
つ丁寧に教えていく。
「おお、すげぇ。出来た!!」
「やれば出来るやん。よし、次やな。」
「なあ、侑士。俺、これ頑張って自分でやるからさ、終わったらご褒美頂戴。」
「まあ、ちゃんとやるんやったら別にええで。」
「本当ー!?じゃあ、頑張ろう!!」
何を思ったのか岳人は急にこんなことを言い出す。忍足も忍足で岳人がやる気になってく
れたので、それはいいことだと思いその提案を了承した。
「岳人ー、お母さんちょっと買い物行ってくるから留守番してなさいね。」
「分かったー。あっ、今侑士来てるからさー、帰りにケーキかなんか買ってきてー。」
「はいはい。じゃあ、いってきます。」
岳人の母親はどうやら買い物に出かけてしまったらしい。このあたりから岳人の宿題を終
わらすスピードは一気に上がる。
「よっしゃあ、出来たー!!」
「何や、いきなり出来るようになったなあ。どないしたん岳人?」
あまりにもいきなり出来るようになったので、忍足は唖然。ご褒美をあげると言ったこと
がここまでやる気をアップさせるのかと本気で驚いた。
「だって、今ちょうど母ちゃんいないし、早く終わらせないとご褒美もらえなくなっちゃ
うんだもん。」
「はあ?どういうことやそれ?」
「こういうこと♪」
「んぅ・・・!!」
勉強道具もプリントもそのままで、岳人は忍足の口にキスをする。突然のことで目を閉じ
る暇もなく忍足は急接近した岳人の顔に驚き、心臓が一瞬止まるかと思った。その所為で
閉じていた口に少しだけ隙間が出来てしまう。岳人はその瞬間を見逃さず、容赦なく舌を
滑り込ませた。
「は・・・ぁっ・・・・んんっ・・・」
次第に力が抜けてきてしまい、忍足はすぐ真後ろにあった岳人のベッドに寄りかかり、か
ろうじて体を支える。岳人はそうなってもしっかり忍足の肩を押さえて、唇を離そうとし
ない。それどころか、いつもより無駄に舌を絡めて忍足の様子をうかがう。
「んん・・・んっ・・・っぅ・・・ぁっ・・ん・・・」
閉じられた瞳は眼鏡越しにだんだんと潤んできていることは間違いない。顔も次第に紅潮
していく。そんな忍足の変化を見ながら岳人はいったん唇は離してニコっと笑った。
「・・・ふぁ・・・ハァ・・・ハァ・・・」
「侑士、かっわいいー♪」
「が、岳人・・・ご褒美ってこういうことなん?」
「当たり前じゃん。それくらい分かれよな侑士。」
「分からんって、普通。」
「約束だからねー。ほら、ベッドに乗った乗った。」
岳人は無理やり忍足を自分のベッドに乗せる。そして、自分もそれに上がり忍足を寝かせ
た。もちろん自分は座ったままだ。
「今、真っ昼間やで。ホンマにやるん?」
「やるに決まってんじゃん。侑士、俺がちゃんと自分で宿題終わらせたらご褒美くれるっ
て言ったし。」
「そりゃ、言ったけど・・・こんなこととは思わんかったし・・・」
「とにかくするの!!文句言わない。分かった?」
「・・・・・。」
かなり強引ではあるが、岳人なのでしょうがないと忍足はもう諦めモードだ。はあーっと
深い溜め息をついて岳人の首に手を回した。

「んっ・・んぅ・・あっ・・・」
いつの間にか上に着ていたシャツのボタンは全て外され、下に穿いていたものも靴下以外
は脱がされていた。
「何か今日はイイ感じの格好だよね。」
「な・・・何がや・・・」
「えー、うまく言い表せないけど、とにかく可愛い。」
「何やそれ・・・?はっ・・・あう・・・岳人、何でさっきからそこばっか・・・っ」
下には何も穿いてないということで、岳人はさっきから忍足の下ばかりを手で弄んでいる。
手でしていると口がフリーになるので、他の部分にキスしたり、面と向かって話しをした
り出来るので岳人としてはなかなか都合がよかった。
「だって、ココ触ってるときの侑士の顔好きなんだもん。」
「岳人・・・やらしい・・・」
自分としてはすごく恥ずかしいのに岳人がそんなことを言うので、忍足はムッとした顔で
そう言った。それを聞いて岳人はアッカンベーのように舌を出し、手の動きを速める。
「それでも別にいいぜ。でも、やらしいのは侑士の方だろ。」
「んっ・・やぁ・・・ちょっ・・・岳人っ!!」
「ちょーっと、ココの触り方変えただけでこんなに声上げるんだもんな。」
「あんっ・・・ヒドイ・・・岳人の・・いじめっ子ぉ・・・」
涙声になって忍足は岳人のことを睨む。だが、岳人からすればその表情は誘っているよう
にしか見えない。
「ほら、またそういう顔するしさ。それじゃあ、誘ってるようにしか見えないぜ。」
「うっ・・・そんなつもりじゃ・・・っぁ!!」
岳人は軽く忍足の耳を噛んだ。ゾクっとした感覚が直に下の方に伝わり、忍足は震える手
で岳人の肩を掴んで自分から離そうとした。
「やっ・・・あ・・・岳人・・やめてぇ・・・・」
「やだよー。すごい、今のでかなり溢れてきてるよ。もう少しでイキそう?」
「違っ・・・んんっ・・・くふ・・・」
「別に我慢しなくてもいいじゃん。それとももっとじらして欲しいの?」
忍足があまりにも可愛い反応ばかりするので、岳人は思わずいじめたくなってしまう。普
段はあまりこういうことはしないのだが、今日は何となくそういう気分なのだ。
「うあっ・・・いやっ・・・やぁ・・・岳人・・手っ・・・」
「手が何?どうして欲しいの?」
「手ぇ・・離して・・・」
「何で?ちゃんと理由言わなきゃ離してあげなーい。」
無邪気に笑いながら岳人は言う。何で今日はこんなに子供っぽさ全開で意地悪なのか、忍
足には全くもって分からなかったが、このままではやはりつらいので恥ずかしさを堪えな
がら岳人の言うことを聞いた。
「もう・・・限界や・・・がく・・と・・・イ・・イカせて・・・」
「しょうがないなー。いいぜ。」
「っ!!・・・ぁっ・・あぁっ!!」
羞恥心から忍足は片腕で顔を覆う。岳人は手についたものをペロペロと舐めながらクスク
ス笑っていた。
「たくさん出たな。なぁ、この後進めてもいいだろ?」
「やだって言ったら・・・?」
「嫌ならやらない。どうする?」
あんなに意地悪なことばかり言っていたのに今度は急に優しくなる。コロコロ変わる岳人
の態度に忍足は困惑しながらもドキドキしていた。
「してもええ・・・」
「サンキュ、侑士♪」
岳人は特に意識してそうしているわけではないのだが、意地悪されたり優しくされたりし
て忍足はもう岳人にメロメロになっていた。それもここまでしたのなら、最後までして欲
しいと思うのは当然なことであろう。
「じゃあ、慣らすな。」
「ああ・・・。」
さっきの行為で濡れた指を後ろに持っていき、岳人はゆっくりと忍足の蕾を慣らし始める。
初めは軽く撫でるだけで、大丈夫そうだと思ったら少しずつ指を入れてゆく。その自分の
ことを気遣ったような進め方に忍足は素直に感じていた。
「ふっ・・・あっ・・あん・・・」
「大丈夫侑士?痛くない?」
「くぅ・・・ん・・・ああ・・・大丈・・夫っ・・・」
「もっとちゃんとした方がいいよね?」
「平気・・・や・・あと少し・・・したら・・・挿れても・・ええで・・・」
「分かった。」
ふわっと笑いながら岳人は忍足の額にキスをする。そして、だいたい大丈夫だと思うとこ
ろまで慣らすと忍足のそこに自分のモノを突きたて一気に中に入っていった。
「うあっ・・ああっ!!」
「侑士・・・っ」
「ただいまー。」
ギクッ!!
忍足に岳人が入った瞬間、岳人の母親が買い物から帰ってきてしまった。二人とも大ピン
チだ。こんなところ見られたら超絶に大変なのは分かっているが、こんなところでやめる
わけにもいかない。
「が・・岳人っ・・・どないするん?」
「どうしよ・・・でも、こんなところでやめられないよな。」
どうしようかと話していると下から岳人の母親の声が聞こえる。
「岳人ー、ケーキ買ってきたわよー。」
「い、今、どうしてもこれ終わらせなきゃいけないから終わったら俺が取りに行く!!」
「あら、そう?じゃあ、お母さん下でテレビ見てるから終わったら声かけて頂戴ねー。」
「分かったー。」
「珍しいわね。岳人があんなに一生懸命勉強するなんて。やっぱり侑士君がいるからかし
ら?」
岳人の母親は完璧に岳人がいまだに勉強をしているものだと信じ込んでいる。何とか誤魔
化せたようだ。
「な、何とか誤魔化せたな。じゃあ、続きを。」
「んっ・・あっ・・・ちょっ・・・ちょっと待ち・・岳人っ!!」
「何だよぉ?早く終わらせないとさすがに怪しまれるぞ。」
岳人が動くと忍足は慌ててそれを止めた。
「こ、声が・・・そないに動かれると・・・声が我慢出来へん・・・」
「あっ、そうか。分かった。それは俺が何とかしてあげる。」
そう言うと岳人は忍足の口をしっかりと自分の口で塞いだ。絶対に声が漏れないようにと
隙間を一切つくらない。そして、さっきの続きと言わんばかりに動き始めた。
「・・・っ・・・ぅっ・・・ん・・・ぁっ・・」
「・・・・・。」
岳人にしがみついて忍足は必死で声を堪える。塞がれているとは言えども少しでも油断を
すれば、少しくらいは漏れてしまうだろう。それが下に聞こえてしまったら大変だとかな
りドキドキだ。だが、そのドキドキ感が二人をいつも以上に燃え上がらせていた。
「・・・・んっ・・・ぅ・・・ぁっ・・・も・・・」
「ハァ・・・侑士・・・」
忍足がもう限界だということを感じ取り、岳人は一瞬だけ唇を離し、大きく息を吸わせた。
そして、もう一度しっかりと口を塞ぐ。
「・・・・ぅっ・・っ!!」
「・・・・っ!!」
いつもより繋がっている部分が多いので、大きな一体感を感じながら二人は同時に達した。
ゆっくりと唇を離し、どちらも酸素を肺いっぱいに吸う。余韻に浸りながら、二人は呼吸
が整うまでしばらく体を重ね続けていた。

部屋の片付けを終えると岳人は一階に下りていき、ケーキとお茶を自分の部屋へと持って
ゆく。やはり、さっきまであんなことをしていた手前、母親に持ってこさせるには気が引
けたのだ。
「侑士、ケーキとお茶持ってきたぜ。」
「おおきに。」
忍足はさっきの行為の疲労感からいまだにベッドに横になっている。だが、岳人がケーキ
を持って来てくれたので重い体を起こし、ベッドから下りて座布団の上に座った。
「はぁー。」
「大丈夫か?」
「ああ。平気や。ちょっと腰が痛いけどな。」
「じゃあ、食べさせてやるよ。俺があんなことしちゃったのがいけないんだしな。」
「えっ、別にええよ!!それくらいは出来・・・」
「遠慮すんなって。」
岳人は忍足が断るのを押しきってフォークでケーキをさし、口元まで持っていった。そう
されて忍足はそれを食べてしまう。
「岳人、今日の夕飯なんだけど・・・」
と、岳人の母が何の予告もなしにドアを開けた。
『あっ・・・』
「あらあら、お邪魔だったかしら。二人とも仲良しさんねー。」
クスクス笑いながら、岳人の母は部屋のドアを閉め、下へと戻ってゆく。二人の顔はかあ
っと耳まで真っ赤になった。
「何かハズい・・・」
「俺のが恥ずかしい・・・。見られてもうたな。」
「でも、してるとこ見られたわけじゃねーからまだマシだよな。」
「せ、せやな。」
二人は恥ずかしさを誤魔化すため、顔を見合わせて笑った。そして、机の上にあるケーキ
をパクっと食べる。そのケーキは何だかとても甘く、まるで今の状況を表しているようで
あった。

                                END.

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