Secret Night

侑士が男に戻るのってどれくらいなんだろう?昨日の夜食べたってことは今夜戻るはずな
んだけどなあ。あっ、帰ってきちゃった。
「うーん、やっぱ女の体って慣れへんわ。鏡見て思わず驚いてまうで。」
「でも、一応自分の体なんだから変な感じはしないんじゃねぇ?」
「自分の体やからおかしいと思うんや。何か一人で風呂入ってきたはずなのに、妙にドキ
ドキしてるわ。まあ、異性の体見るってことになってるんやから当然かもしれへんけど。」
ホンマに変な感じやわ。ただ岳人の隣に座ってるだけやいうのにドキドキしとるし。意識
しすぎなんかなあ・・・・。
「まあ、明日には戻ると思うぜ。宍戸も次の日学校来た時にはちゃんと男に戻ってたし。」
「じゃあ、今夜はこのままなん?」
「うーん、たぶん。まあ、寝ちゃえば朝なんてあっという間だと思うぜ。」
そりゃ寝たらあっという間かもしれへんけど、こんな状態じゃ落ち着いて寝られへんわ。
それに、さっきから妙な気分やし。何やろ?この感じ・・・。
「大丈夫か?侑士。何かぼーっとしてるぜ。」
「えっ?あー、うん・・・」
「顔も少し赤いし、あの薬、副作用かなんかで熱でも出んのか?」
だったら、大変な薬じゃねーか。跡部の奴、どうせ作るんだったら副作用のないもん作れ
よな!あれ?でも、熱はねぇみてぇだな。
「っ!?」
あっ、この感じ思い出した。あーいうことする前ていうか、したいなあ思う時の感じや。
どないしよ、そんなんに気づいても俺の体は女やし。でも・・・
「が、岳人・・・」
「どうした?やっぱ気分でも悪ぃのか?」
「違う。けど・・・」
うーん、侑士マジでどうしたんだろ?さっきよりも顔赤くなってるし、様子は変だし。で
も、こんな感じの侑士、どっかで見たことあるんだよなあ・・・あっ!!
「侑士。」
「ひゃっ・・・あ・・・」
やっぱそうだ。ちょっと首のところにキスしてやっただけなのに、こんなに反応してる。
跡部の奴、あの飴にそういう薬も入れてやがったんだな。でも、俺、女の子とはしたこと
ないし。これってもしかして大問題じゃねぇ?
「岳人ぉ、どないしよ。俺、絶対変や。メッチャそういうことしたい気分なんやけど。」
「うん。見てて分かる。」
「でも、俺、女になってるやん?このままするのってやっぱアカンよな?」
「いや、普通に考えたらそっちの方が当たり前のことなんだけど・・・」
でも、やっぱり躊躇しちゃうよなあ。俺だって、どうすりゃいいか分かんねぇし。あー、
でもでも、今の侑士超色っぽいし!!どうしよ〜。
「ゆ、侑士はどうしたい?侑士がしたいって言うなら俺は別にいい。でも、侑士が女にな
ってるままはやっぱダメだと思うならしない。」
ずるいで岳人。そんなん責任転嫁やん。でも、そないなこと言われたらちゃんと自分で決
めなアカンよな。せっかく選ばせてくれる言うんやから・・・・
「俺は・・・」
「うん。」
「・・・・・したい。」
「本当?本当にいいのか?」
「やらなくても平気なくらいだったら、こんなこと言わへん。けど、今はそのままほっと
かれる方が無理なんや。ゴメンな岳人・・・」
「別に謝ることじゃねぇよ。ただ、いつもよりかはぎこちなくなるかもしれないぜ。女相
手にするなんて初めてだもん。」
「初めてじゃなかったら・・・メッチャ怒るで、俺。」
「あはは、そうだよな。でも、それは大丈夫だって。俺がこういうことするのは侑士だけ
だから。」
こんなとこでヤキモチやくなんて、全く本当可愛いよな侑士。まあ、いつも通り進めりゃ
なんとかなるだろ。
「じゃあするけど、いいよな?」
「ああ。」
「ふ・・・ぅ・・んぅ・・・・」
侑士の口ん中超熱いし。何か俺まで変な気分になってきちゃうぜ。まあ、もうするって決
めたんだから別に構わないんだろうけど。
「ハァ・・・じゃあ、服脱がすぜ?」
「そんなん聞かんでもええやん。俺は別に気にせぇへんよ。」
と言われても、やっぱいつもより緊張するよなあ。うっ、第二ボタンまで外しただけでも
結構きわどいかも。
「どないしたん?岳人。」
「え、えーと、うん、やっぱいつもと違うなあと思って。」
「岳人がこんな体にさせたんやろ。何言うとんねん。」
「そうなんだけどさぁ・・・」
全部脱がすのって超勇気いるよな。ボタン外すくらいにしとこう。
「・・・・・」
中途半端に脱がせられとるなあ。いつもならぱっぱと進ますのに。それに何でそこで黙る
ねん。
「岳人?」
「い・・つも通り進ませばいいんだよな?」
「そ、それでいいと思うけど・・・」
「じゃあ・・・」
うわあ、もう心臓バクバクだぜ。侑士、思った以上に巨乳だし。こんなの目の前にしたら
誰でも躊躇するよなあ。でも、俺だって男だ!よっし、やるぞ!!
「んっ・・・」
「うわ、すげぇ、女の子の胸ってこんな柔らけぇんだ。」
「まあ、胸なんてほとんど脂肪やからな・・・」
「超触り心地いいんだけど。うわあ、何か面白れぇ。」
面白いって何やねん。失礼なやっちゃなあ。でも、触られてると・・・・
「が、岳人っ、そないに揉まれると・・・・」
「やっぱ、触られると感じるの?あっ、いつも通りに進めるってことだったら・・・」
「やっ・・・あぁ!」
やっぱ、女でも男でもここは感じるんだな。ここの部分は口でする方が侑士は好きなんだ
よねー。ちょっと試してみるか♪
「なあ、やっぱここは女になってても感じるんだよな?ちょっと摘んだだけでもこんなに
なってきてるんだもん。」
「あっ・・・岳人、口では・・ダメっ・・・」
「何でだよ?侑士は口でされる方が好きなんだろ?」
「そないなこと・・・一度も言ったことない・・・・」
「言ってなくても反応見てりゃ分かるって。」
「ひゃ・・あぁんっ!」
岳人の奴、何だかんだ言って乗ってきとるやん。あれ?何やろ?何か下の方が熱いいうか
変な感じや。女の子でもこないになるんやな。
「な、なあ、岳人・・・」
「ん?どうした、侑士?」
「何か・・・下の方が変な感じがするんやけど。」
「下って、こっち?」
「・・・・そう。」
見た感じは特に何も・・・って、そうか。今侑士女なんだっけ。女の子の場合どうなるか
とかって、あんまり知らないんだよな。クラスの奴らが持ってきてるそういう雑誌で見る
程度の知識しかないし。しかも、あーいうのって書いてあることがあってるか分かんねぇ
んだよなあ。
「ちょっと脱がしてみてもいい?」
「ああ。別に構へんよ・・・」
ちょっと恥ずかしいけど、こんなとこで恥ずかしがってちゃこの後進められへんもんな。
あっ、でも、やっぱ恥ずかしいかも・・・・
「・・・当たり前なんだけどさ、やっぱ全然違うよな。」
「そりゃそうやろ。・・・で、この後どないすればええの?」
「侑士はまだ別に何もしなくてもいいと思う。俺が勝手に進めればいいわけだから。」
と言っても、どう進めるかってのが問題だよな。ここまで違っちゃうといつも通りってわ
けにはいかないし。まあ、いいや。とにかくまずはちょっと触ってみるところから・・・
「ふっ・・・やっ・・・」
「うわ、すげぇ。超トロトロしてる。」
「が、岳人っ・・・そないなとこ触るなぁ・・・・」
「でも、女の子の場合はこっちの方慣らさなきゃいけねぇんだろ?」
「そうなんやろうけど・・・・」
うわあ、何か男ん時とはだいぶ感じが違うわ。不思議やなあ、何でこないに勝手に濡れて
くるんやろ?って、岳人の奴、それはアカンって・・・っ!
「や・・・ぁん・・・そないにされたら・・・・」
「侑士のここ、超熱くなってる。何か男の時の後ろ慣らしてる時と同じ感じだぜ。こっち
のが全然柔らかい感じがするけどな。」
本当不思議なくらい濡れるよな。特に指とか濡らしてたわけでもねぇのに。何かすげぇド
キドキしてきちまった。
「あっ・・・岳人っ、そこ・・・は、アカンっ・・・」
「ここ?」
「うあっ・・・いやぁ・・・」
やべぇ、侑士超可愛いし。どうしよ、こんな顔見せられたら俺、我慢出来なくなっちまう
よ。早く侑士ん中、入りたい・・・。
「ゆ、侑士・・・」
「ハァ・・・どないしたん?」
「俺、もう我慢出来ねぇ。」
「えっ、もう?・・・少し、早ない?」
「だって、侑士見てたらそういう気分なっちゃったんだもん。しょうがねぇじゃん。」
「せやけど・・・」
そういわれてもすぐにええでとは言えないやろ。それ以前にそのままやっていいんか?こ
の後進んでまったら、ホンマに最後までやることになってまうし。あー、でも、ここまで
きたら変わらんか。
「なあ、いいだろ?侑士。」
「ホンマに最後までやるん・・・?」
「ここまできたら変わんねぇだろ。」
あれ?でも、ちょっと待てよ。もしかしたら侑士、今夜中にもとに戻るかもしれねぇんだ
よな。もししてる途中で戻っちゃったらどうすんだろ?これってちょっと気にしなきゃい
けないところじゃねぇ?
「あ・・・のさ、侑士。」
「何・・・?」
「これ別に恥ずかしがらせたいとかそういうつもりで聞くんじゃないからな。」
「あ、ああ。」
「いつも使ってる方と今の状態でしかないところとどっち使えばいい?」
「は?」
何言っとんのや岳人は?いつも使って方と今の状態でしかないところ・・・?あっ!!そ
ういうことか!って、何てこと聞いとんのや岳人!!
「な・・・何でそないなこと聞くねん!」
「だって、もししてる途中で侑士男に戻っちゃったらどうすんだよ?いつも使ってる方な
ら男の侑士にもあるじゃん。」
「そうやけど、そこは別に気にするポイントやないやろ。」
「いや、気にするだろ。なあ、どうすればいい?」
どうすればいい言われても・・・まだ戻るような気配ないし、ちょっと女の子にしかない
方も体験してみたいしなあ。どちらか言われたら・・・
「じゃあ、あんまり長い時間はしないっていうことで、今にしかない方にせえへん?」
「いいのか?どうなるか分からないぜ?」
「こんな体験滅多に出来ないやん。どんな感じがするんか、ちょっと興味あるし。」
「侑士がいいなら、俺は別に全然構わないぜ。」
侑士がそっちでいいならいっか。今話しててだいぶ時間経っちゃったからもうちょっと慣
らしてから入れた方がいいよな。
「んっ・・・やぁ・・・何っ?岳人・・・」
「今、話してて時間経っちゃったからさ、一応もう一回慣らし直した方がいいかなあと思
って。」
「我慢出来ないんやなかったん?」
「そうだけどさ、侑士が痛いの嫌だもん。」
こんなとこでそういうこと言われると、妙にときめいてしまうやん。でも、俺的には全然
大丈夫な感じなんやけどなあ。
「岳人、俺もう大丈夫やで・・・」
「本当に?」
「ああ・・・触ってて分かるやろ?」
「え?あー・・・まあな。じゃあ、今度こそ本当に入れるぜ?」
「うん・・・」
自分で大丈夫やって言ってまったけど、やっぱ緊張するなあ。ホンマに大丈夫なんかな?
『うわっ・・・!』
うっそ!?こんなにすんなり最後まで入るもんなの?うわ、どうしよう、メチャメチャ気
持ちいいし。
「すげ・・・一気に最後まで入っちまった。」
「あっ・・・く・・・嘘やろ?」
「こんなとこで嘘ついても仕方ねぇだろ。それに体で分かるだろ?」
「ん・・・分かる・・・・」
全然痛いなんて感じないし、岳人のがいろんなとこにあたって・・・・メッチャイイ。
「侑士、少し動いても大丈夫か?」
「ああ・・・平・・気・・・・」
うわ・・・動くとすごい締めつけられる。侑士、ちゃんと感じててくれてんじゃん。超い
い感じだし。これはこれで悪くねぇかも・・・
「やっ・・・あ・・岳人っ・・・」
「ハァ・・・侑士、すげぇいいぜ。女の子でもやっぱ気持ちよさは変わんねぇな。」
「俺も・・・すごいイイ・・・なあ・・・もっとして・・・」
そんなこと言われたら止まんなくなっちゃうじゃん。あー、もう途中で戻ったらどうしよ
うとかどうでもいいや。侑士は侑士だし。そのままやっちゃえ。
「あっ・・・あぁ・・・やぁんっ・・・!」
「くっ・・・ヤバっ、全然もたないかも。」
「岳人っ・・・ふぁっ・・・あ・・・あっ・・・」
「侑士、俺、もうダメっ!」
「俺もっ・・・あっ・・・ああ―――っ!!」
「うあっ・・・!」
これは思った以上によかったかも。侑士もよさそうだったし。はあ〜、疲れたけど超満足♪
「侑士、大丈夫か?」
「ああ、何とかな・・・。」
「あっ。」
「どないしたん?」
「侑士、もとに戻ってるぜ。体見てみそ。」
「ホンマや。危なかったなあ。やってる途中で戻らんでよかったわ。」
ホンマにしてる途中で戻ってたらどうなってたんやろ?うーん、これはあんまり考えない
方がいいかもしれへんな。
「戻ったことだし、もう一発やる?」
「何言うとんのや。もうくたくたやで。」
「だよな。それで、どうだった?女の子の体でやって。」
普通こういうこと聞くかぁ?でも、まあ、確かに気になるところやな。
「岳人はどうだったん?女の俺といつもの俺とどっちがよかったん?」
「質問を質問で返すなよー。うーん、でも、気持ちよかったぜ。まあ、体の形は違っても
侑士であることには変わりねぇしな。どっちかって言われたらどっちもかなあ。」
「何やそれ。まあ、ええわ。」
「で、侑士はどうだったのさ?まだ答えてねーぞ。」
「えっ、うーん、やっぱ気持ちよかったてのはあるなあ。でも、男の時に比べたら何とな
く物足りないとこがあったかも。」
「へぇ、何でだろうな。俺のテクニック不足?」
「いや、それはないと思う。たぶん体の構造の違いやろな。」
確かに男ん時とかなり違ったもんな。うーん、人間の体って不思議だ。
「でも、ま、よかったんだからいいんじゃねぇ?いい経験が出来たってことで。」
「せやな。」
跡部もけったいな薬作りよるわ。俺は岳人が相手だからまだええんやろうけど、宍戸は相
当大変なんやろなあ。あっ、そういえば今日は・・・
「なあ、岳人。」
「何?」
「今日はまだキスしてもらってないで。」
「えっ、何度かしたと思うけど。ほら、公園でとかさ。」
「あれは女の体の時やったやん。男の体の時はまだ一回もしてもらってへん。」
いきなり何言い出すかと思ったら、可愛いこと言ってくれるじゃん侑士。よっしゃ、ここ
はご要望に答えてちゃんとしてやんないとな。
「確かにそうだな。何回して欲しい?」
「岳人の好きなだけ。」
「へへ、それならたくさんしちゃうぜ。」
「ええよ。せっかくもとに戻ったんやからな。たくさんしてや。」
「おう!」
何か侑士雰囲気が女の子みてぇ。さっきの影響がまだ残ってんだろうな。女にするっての
もなかなか楽しいじゃん。また、機会があったらしてやろーっと!

                                END.

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