真ん中バースデー2♪

「書いてきたか。」
「ああ。一応な。でも、そんなに上手く書けてないぜ。」
「そんなのは別に気にしねぇ。」
「跡部は?ちゃんと書いてきたのかよ?」
「当然だろ。それじゃあ、交換しようぜ。」
「おう。」

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「やっぱ、お前が書くことって、クサイよなあ。」
「そんなことねぇと思うぜ。思いのままを書いただけだ。」
「本当にこんなこと考えてんのか?」
「嘘書くわけねぇだろ。そんなの書いたってしょうがねぇじゃねぇか。」
「ふーん、そっか。」
「何だよ?」
「いや・・・何かちょっと嬉しいなあと思って。」
「へぇ、お前の手紙もなかなかよかったと思うぜ。」
「本当か?」
「ああ。いろんな好きか。嬉しいじゃねぇの。」
「跡部はやっぱ、俺のこと恋人的な好きだけか?」
「いや、俺もお前と同じだな。もちろん恋人としての好きもあるが、それだけじゃねぇ。
やっぱ、友達的な好きもあると思うぜ。」
「そっかぁ。へへ、何か嬉しー。」
「いろんな好きがあるってのは、恋人だけの好きよりも強いと思うぜ。」
「だよなあ。俺もそう思う!」
「やっぱ、手紙ってのはこういうのが分かっていいよな。」
「そうだな。普段こういうこと話す機会ってあんまりねぇし。」
「ほら、悪くねぇだろ?手紙を書き合うってのも。」
「おう。書くのはさておき、もらうのはいいもんだと思うぜ。」
「だろ?また何か機会があったらしたいもんだな。」
「そうだな。なあ、跡部。」
「あーん?」
「これからもずっとお互いいろんな好き同士でいような!」
「ああ。」

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