真ん中バースデー♪

「手紙?」
「ああ、一度やってみたかったんだよな。」
「でも、俺、そういうの書くのすげぇ苦手なんだけど。」
「別にいい文章書けって言ってるわけじゃねぇぜ。お前の思ってることを素直に書けばいい。」
「俺の思ってることって、跡部に対してだろ?」
「ああ。」
「余計に難しいじゃねぇか!」
「何でだよ?テメェは俺に対して何にも思っていないのか?」
「そういう意味じゃなくてよ・・・ありすぎて、書けねぇよ。」
「とにかく、思ってることを書きゃあいいんだ。それくらいは出来るだろ?」
「うー。」
「別に何書いたって怒りゃしねぇよ。お前の今思ってることが知りたいだけだ。」
「跡部も俺に対して書くんだよな?」
「当然だろ?お互いに書かなくちゃ意味がねぇからな。」
「じゃあ・・・」
「おっ、書く気になったか?」
「とにかく書いてみるからよ、俺の手紙見て、怒ったり、笑ったりすんなよ!」
「分かってるって。まあ、内容次第だけどな。」
「やっぱ、やめようかな・・・・」
「そこまで言ってやめるんじゃねぇよ。楽しみにしてるぜ。」
「あっ、おい、ちょっと待てよ!!」
「早く帰ってお前に手紙書かなきゃだろ?明日必ず持って来いよな。」
「明日!?ちょっ、期限短すぎー!!」


■状況説明&一言■
突然の思いつきで、跡部様は手紙交換をしたいと言い出しました。
日付的には10月1日か2日。二人の誕生日のちょうど真ん中ですね。
手紙と言っても普通の手紙ではなく、もちろん恋文チックなものです。
真ん中バースデーな話を書きたいなあと思い、拍手で書くことにしました。
この後は、跡部様の手紙→宍戸さんの手紙→それを見た二人の感想と続きます。


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