金太郎×白石
金太郎Side
電話
金太郎「チョコ、おおきにな。メッチャ嬉しいわ。」
白石 「届いたんやな。今も図書館の近くにおるん?」
金太郎「ん?今は図書館の近くにはおらんで。」
白石 「そうなん?ほんならちょっと元気ない?」
金太郎「ちゃうちゃう。元気ないわけでもないんや。」
白石 「随分小声で話してるみたいやけど、どないしたん?」
金太郎「今、外におんねん。」
白石 「ああ、なるほどな。一人で外出しとるん?」
金太郎「朝、チョコ受け取ったから、お返し用意しよう思て。」
白石 「お返し買いに行っとるんか。そんなん気にせんでもええのに。」
金太郎「ええもんあったから、へへ、すぐ電話してもうたわ!」
白石 「へぇ、そりゃ気になるな。」
金太郎「メッチャおもろいやつやねん!せやからワイ、会って渡したいんや。」
白石 「ええで。金ちゃん帰ってくるの待っとるわ。」
金太郎「買うてくるから、ほな、またな。」
白石 「ああ、また後でな。」
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白石Side
電話
金太郎「もしもしー。」
白石 「前と同じくらいの時間やけど、眠かったりせぇへん?」
金太郎「今日は大丈夫やで!」
白石 「大丈夫?ほな、よかったわ。」
金太郎「電話して来てどないしたん?」
白石 「チョコ、ありがとうな。」
金太郎「届いたんか!へへ、バレンタインやからな!」
白石 「俺のために用意してくれたんやろ?ホンマ嬉しいわ。」
金太郎「白石が嬉しくなっとるなら、ワイも嬉しいで!」
白石 「ほんで、俺も用意してもんがあるんやけど・・・」
金太郎「ホンマに!?白石も送ってくれるん?」
白石 「あー、顔見たいし、直接渡しに行ったらアカンか?」
金太郎「全然かまへんで!」
白石 「急にすまんな。また、連絡するから、都合のええ日考えとってな。」
金太郎「おん、メッチャ楽しみやー!」
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銀×財前
銀Side
電話
銀 「ワシや。元気にしとるか?」
財前「別に元気ですよ。どないしたんです?」
銀 「チョコレート受け取ったで。」
財前「ああ。受け取ってくれたんスね。」
銀 「この日に届くよう、用意してくれはったんやろ?おおきに。」
財前「バレンタインはやっぱチョコあげたいと思うて。」
銀 「ほんで、ワシもおぬしに渡したいものがあってな。」
財前「師範のおすすめっスよね。」
銀 「顔を見て渡したいんや。空いてる日はあるやろか?」
財前「今日の夜とかでもええですよ?」
銀 「あー、いやいや、そんな急がんでええよ。」
財前「ほんなら、もうちょっと考えてみますわ。」
銀 「確認する必要もあるやろし、一旦切ろか。ほな、また。」
財前「はい。予定わかったら連絡しますね。」
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財前Side
電話
財前「前言うてた欲しがってたもん、買えたで。」
銀 「よう買えたな。限定品やろ?どうやったん?」
財前「開場と同時に入ったから。」
銀 「ワシのためにそうしてくれたんか。おおきに。」
財前「いや、師範のためやないわ。こっちの事情や。」
銀 「はは、マルシェの手伝いやろ?みんな行っとったもんな。」
財前「まあ、最初に店に行ったんは否定出来ひんけど。」
銀 「はは。そういえば、チョコは受け取ったやろか?」
財前「チョコ?まだ受け取っとっとらんけど、送ってくれたんか?おおきに。」
銀 「合宿所に帰ったら、受け取ってくれると嬉しいで。」
財前「ほんで、これ、いつ取りに来る?」
銀 「せやなあ。せっかくやから、予定がちゃんと空いてるときがええな。」
財前「まだ予定分からん?なら、また連絡するから決めときや。」
銀 「うむ。確認しておくな。」
財前「ほな、また。」
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千歳×橘
千歳Side
電話
千歳「もしもし、今、時間大丈夫ね?」
橘 「大丈夫だ。随分声がふわふわしてるみたいだが?」
千歳「声がふわふわしちょるって?へへ、やっぱ隠せとらんか。」
橘 「何かいいことでもあったのか?」
千歳「チョコば送ってくれたやろ?ほんなこつ嬉しか。ありがとうね。」
橘 「ああ。受け取ってくれたんだな。」
千歳「あ、そんで、お返しの用意しとるんやけど・・・」
橘 「そうか。ふっ、用意周到だな。」
千歳「話したかこつばいろいろあるけん、会うて渡したか。」
橘 「俺もお前と話したいことはいろいろあるばい。」
千歳「どぎゃんね?」
橘 「たくさん時間が取れるタイミングがいいな。そうだな・・・」
千歳「また、連絡するけん、考えとってな。」
橘 「ああ、いつがいいか考えとくばい。」
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橘Side
電話
橘 「よう、少し話せるか?」
千歳「ああ、問題なかよ。どぎゃんしたと?」
橘 「チョコレートを用意してくれたんだな。ありがとう。」
千歳「ああ。ちゃんと受け取ってくれたんやね。」
橘 「改めてこうやって何かもらうと、迷惑かそうじゃないかでプレゼントを選ぶものじゃないと、思わされたな。」
千歳「はは、そぎゃん難しく考えなくてもいいんじゃなかね?」
橘 「俺も何か渡したいんだが、そうだな・・・」
千歳「あ、別にお返しがもらいたくてチョコを送ったわけじゃなかよ?」
橘 「ん?ああ、お返しのためにチョコレートをくれたわけじゃないことは分かっている。」
千歳「だったら別に・・・」
橘 「だが、俺が用意したいんだ。」
千歳「桔平・・・」
橘 「お返しのためでもあるが、気づくきっかけをくれたこともあるしな。」
千歳「ふっ、桔平らしかね。」
橘 「ちゃんと顔を見て、礼がしたい。後で会えそうな日を教えてくれ。」
千歳「ああ、分かったばい。」