花香るバレンタイン
− whispering −(U−17)

大曲×種ヶ島

大曲Side

電話
大曲 「おい、美味しそうって何だ?」
種ヶ島「竜次が送ってきた写真の感想やけど?」
大曲 「こんだけ青い茶とチョコを見て、その感想かよ。」
種ヶ島「美味そうやん!不味かったん?」
大曲 「いや、美味かったけどよ。」
種ヶ島「せやろー?せやったら、その感想であってるやん。」
大曲 「つーか、メッセージに驚いて、思わず電話かけちまったし。」
種ヶ島「はは、竜次から電話来てビックリしたわ。」
大曲 「いきなり悪かったな。じゃ、ま・・・」
種ヶ島「あ、竜次の好きなもの教えて!」
大曲 「好きなもの?」
種ヶ島「好きな食べ物。甘いのとか辛いのとか。」
大曲 「甘いものも辛いものは俺は好きだが。たい焼きとか担々麺とか。」
種ヶ島「知っとるで☆一応、確認しとかなと思てな!」
大曲 「他に用件がないなら切るぞ。じゃあな。」
種ヶ島「ちゃーい☆」

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種ヶ島Side

電話
種ヶ島「うう、さむー。こんなとこで電話するもんやないな。」
大曲 「んー、修二か?」
種ヶ島「あれ?もう繋がっとるやん。」
大曲 「こんな朝早くから何だし?」
種ヶ島「おはようさん。なんてアカンわ・・・寒くて声出えへん。」
大曲 「はあ?こんな朝っぱらからどこにいるんだし。」
種ヶ島「明け方雪降ったみたいでな。積もっとらんのやけど、メッチャ寒いんよ。」
大曲 「そりゃ寒いだろうな。」
種ヶ島「しかもな、今俺がおるとこ吹きさらしやねん。」
大曲 「だから、何でそんなとこから電話かけてきてんだよ。」
種ヶ島「風通りまくりで敵わんわー。」
大曲 「いや、話聞けし。早朝自主練でもしようとしてんのか?」
種ヶ島「先にウォーミングアップして、体温めてからの方がよかったなあ。」
大曲 「はいはい。準備が出来たら俺も行ってやるから待ってろ。」
種ヶ島「まあ、話せたからええか。ほな、アップして来ますわ。」
大曲 「また、後でな。」

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越知×毛利

越知Side

電話
越知「すまない。今、問題ないだろうか。」
毛利「はい、大丈夫でっせ!急ぎの用件ですか?」
越知「いや、急ぎの用があったから、電話をかけたというわけではないが・・・」
毛利「そうなんですね。」
越知「いつもメッセージばかりだろ。」
毛利「確かにそうかもしれんですね。」
越知「たまには電話で話をしても、いいかと思ってな。」
毛利「!!はい、そうですね!」
越知「まだ寒い日は続きそうだが、暖かくしているか?」
毛利「暖かくはしとるんですけど、この前手袋片方なくしてまって。」
越知「防寒具をなくしたのか?」
毛利「たぶん部屋のどこかにはあると思うんですけどね。」
越知「この時期だ。そのまま出歩くのは寒いだろ。」
毛利「もうちょっとちゃんと探してみますわ。」
越知「そうか。見つかるといいな。」
毛利「はい。月光さんも暖かくしてくださいね!」

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毛利Side

電話
毛利「今、ええやろか?」
越知「毛利か。どうした?」
毛利「いきなりで悪いんやけど、中身と外身、どっち派やったっけ?」
越知「中身と外身?人の性格か容姿かということだろうか?」
毛利「ああ、人のこととちゃうくてな。」
越知「では、何のことだ?」
毛利「プレゼントのことやねん。」
越知「プレゼントの外身とはどういうものだろうか?」
毛利「化粧箱とかパッケージの柄がしゃれとるやつとかあるやろ?」
越知「ああ、なるほどな。」
毛利「そういう外身にこだわったやつと中身がメッチャしゃれてるやつ。」
越知「それがプレゼントの中身と外身か。」
毛利「どっち派やったかなあって。」
越知「うーん、なかなか難しいな。」
毛利「はは、迷うとるみたいやな。後で教えてくれたら。それでええよ。」

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君島×遠野

君島Side

電話
君島「今、よろしいでしょうか。仕事の合間なので少しだけ。」
遠野「おっ、君島じゃねーか。さっきSNSで写真見たぜ。」
君島「おや、マルシェのアカウントに投稿された僕の写真を見てくださったんですね。」
遠野「今日もバレンタイン・マルシェ関連の仕事なんだろ?」
君島「ええ、そうです。」
遠野「当日でもねぇのに大変だな。どうせ当日も仕事なんだろ?」
君島「当日もコラボレーターとして、マルシェに出席する予定です。」
遠野「当日はどんなことすんだよ?」
君島「僕とツーショットを撮ることも出来ますよ。」
遠野「へぇ、一緒に撮ってやろうか?」
君島「時間によっては、僕のテニスも見られるでしょうね。」
遠野「そりゃな。俺もテニスの方は参加するわけだし。」
君島「是非、来てみてください。」
遠野「ふん、時間があったら声かけてやるよ。」

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遠野Side

電話
遠野「よう、出たか。」
君島「何です?遠野くん。寝るところだったんですが。」
遠野「寝るところだった?健康的じゃねーか。」
君島「悪いですか?睡眠をとるのも仕事のうちなんです。」
遠野「悪いとは言ってねーだろ。不健康なやつより、処刑しがいがあるぜ。」
君島「で、こんな時間に何の用です?」
遠野「すぐ切り上げてやるから、最後まで起きてろよ。」
君島「さすがに電話の途中では寝ませんよ。」
遠野「で、お前、服の趣味は変わってねーよな。」
君島「服の趣味?そこまで変わってはないと思いますが。」
遠野「特に気に入っている服の写真を撮って、俺に送れ。」
君島「気に入っている服の写真ですか?」
遠野「どんなもんでもいいぜ。一着だけじゃなくてもいいしな。」
君島「何が目的なのか分かりませんが、別にいいですよ。」
遠野「じゃ、忘れんなよ。」
君島「はい、おやすみなさい。」

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