大曲×種ヶ島
大曲Side
電話
大曲 「唐辛子のチョコ、美味かった。」
種ヶ島「初っ端チョコの感想?そんなに伝えたかったん?」
大曲 「ゲテモノかと思ったら、案外甘味と辛みが引き立て合ってて・・・」
種ヶ島「せやろ?美味しかったから、結局それにしてもうたわ。」
大曲 「悪くなかった。ありがとよ。」
種ヶ島「口に合ったようなら贈った甲斐があるわ。」
大曲 「それで、お返しなんだが、アロマのカフェって知ってるか?」
種ヶ島「アロマのカフェ?何やええ匂いしそうやなあ。」
大曲 「そこに連れてってやる。」
種ヶ島「もしかして、変なところとちゃうよな?」
大曲 「変なところじゃねーし。のんびり癒されるんがいいかと思ってよ。」
種ヶ島「はは、冗談やって。ええと思うで。アロマのカフェ。」
大曲 「用件はそれだけだ。いつにするかは、また連絡する。じゃあな。」
種ヶ島「おー、楽しみにしとるで☆」
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種ヶ島Side
電話
種ヶ島「もうすぐ出なアカンから、さくっとこそっと話すで。」
大曲 「はあ?何の話だし?」
種ヶ島「チョコ、おおきに。メッチャオシャレやし、美味しそうで・・・」
大曲 「ああ。チョコか。ちゃんと受け取れたんだな。」
種ヶ島「あむ・・・もぐもぐもぐ・・・んー・・・」
大曲 「いや、今食べんのかよ!」
種ヶ島「あっ!チョコが食べてーってアピールしてくるから、思わず食べてもうたわ。」
大曲 「ったく、電話しながらじゃなくて、ちゃんと味わって食えや。」
種ヶ島「いやいや、ちゃーんと味わうつもりやで。でも、チョコが早よ食べて〜って言うてんねん。」
大曲 「言うわけないだろ。どんなだし。」
種ヶ島「って、アカン。こんなことやってる時間なかったわ。」
大曲 「電話で何してんだよ。勘弁しろし。」
種ヶ島「あのな、お返しなんやけど、ホワイトデーの日とか、会えへんか?」
大曲 「ホワイトデーの日?何でだよ?」
種ヶ島「いや、俺の愛情込めたお返しをただ郵送するだけなんてもったいないやん?」
大曲 「ふっ、それ、自分で言うのかよ?」
種ヶ島「せやから、俺が届けたろうと思てな。考えといてや。」
大曲 「まあ、いいんじゃねぇ?一応確認はしとくけどよ。」
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越知×毛利
越知Side
電話
越知「もしもし、少し話せるだろうか?」
毛利「はい、大丈夫でっせ。」
越知「チョコレートを受け取った。礼を言おう。」
毛利「ああ、届いたんですね。よかったです。」
越知「防寒具に関してだが、先程購入したばかりでな。」
毛利「ホンマに買うてくれたんですね!ありがとうございます!」
越知「まだそちらに送れていない。」
毛利「送らんでもええですよ。手渡ししてくれれば。」
越知「これはバレンタインのお返しのつもりではない。」
毛利「えっ、そうなんですか?」
越知「そちらは、防寒具とは別に用意する。」
毛利「ホワイトデーにってことですかね?」
越知「来月届くようにしようと思う。」
毛利「あ、送られるのもサプライズ感あってええんですけど・・・」
越知「何?」
毛利「やっぱ、月光さんと顔を合わせて受け取りたいです。」
越知「うん、来月会えるかはまだ分からない。だが前向きに考えておこう。」
毛利「はい、お願いします!」
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毛利Side
電話
毛利「チョコレート、用意してくれたんやな。ホンマにありがとう!」
越知「ああ、無事に届いたようでよかった。」
毛利「ほんで、チョコレートは、こっちに送ってもらったやん?」
越知「そうだな。」
毛利「俺もお返しはそうしようかなー思ったんやけど。」
越知「ああ。」
毛利「せっかくの機会やし、会いません?」
越知「それは手渡しでお返しをくれるということだろうか?」
毛利「お返しを送るだけ送って終わりやなんて、おもろくないやろ。」
越知「そうだな。サプライズ感はあるが。」
毛利「せやからどっかで待ち合わせて、ちょっと遊びましょ。」
越知「毛利がそうしたいのなら、かまわないぞ。」
毛利「俺の行きたい場所と月光さんの行きたい場所、出来そうならどっちも行きません?」
越知「それは悪くない提案だな。」
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君島×遠野
君島Side
電話
君島「こんにちは、お時間もらっても?」
遠野「俺は別にかまわねぇが、お前、忙しいんじゃないのか?」
君島「忙しい、のは否定できませんね。みんな私に会いに来てくれているので。」
遠野「フン、みんなのキミ様は大変だな。」
君島「みんながくれる愛に真摯に応えてこそ、私ですから。」
遠野「キミ様としてだけどな。」
君島「もちろん、あなたからの愛にもね。」
遠野「!!ど、どういう意味だよ?それは。」
君島「チョコレート、受け取りましたよ。送ってくださってありがとうございます。」
遠野「ああ、チョコレートな。せっかくだから送ってやったぜ。」
君島「話は変わりますが、ホワイトデーの日は、空いていますか?」
遠野「ホワイトデー!?何を企んでやがる?」
君島「そんなに慌てなくても、私は逃げませんよ。」
遠野「別に慌ててなんかねーよ。」
君島「また連絡しますので、予定を確認しておいてくださいね。」
遠野「仕方がねぇからしといてやるよ。」
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遠野Side
電話
遠野「チョコレート、受け取ったぜ。今日届くように送るとは、気が利くじゃねーか。」
君島「今日はバレンタインですから。おや、随分後ろが騒がしいですね。」
遠野「後ろが騒がしい?ああ、今、マルシェに来てるからな。」
君島「遠野くんもマルシェに来てるんですね。よさそうなお菓子は見つかりましたか?」
遠野「お菓子を買いにきただけじゃねぇ。お前の服に合う小物を買いに来てんだ。」
君島「私の服に合う小物?」
遠野「せっかくならお前のセンスも取り入れてやる。」
君島「遠野くんにしては、珍しいことを言っていますね。」
遠野「希望を言ってみろよ。俺のセンスで選んだもんしか買っちゃいけねぇ理由もないしな。」
君島「少し考えさせてください。」
遠野「あとはいつ渡すかだが・・・買ったもんをただホワイトデーに合わせて送るだけってのは、味気ねぇだろ?」
君島「確かにそうですね。」
遠野「俺が小物に合わせて一式コーディネートしてやるから、ホワイトデー、空けとけよ。」
君島「ふふ、調整しておきます。」