相互感謝絵 *実和様*
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たいしたことは無いはずだ。
この先輩はフツーにやるはずだ、誰にでも。
なのに、なんでこの胸の鼓動が止まらない!!
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-滝side-
どきどきどきどき
今の私の胸の高鳴りは最骨頂。
その原因は他でもない、体育委員長の七松小平太先輩。
今、先輩は俺の体をぎゅっと抱きしめている。
何でこんな状況になったのか?そんな事まったく覚えてないけれど。恥ずかしいのには変わりは無い。
「・・・先輩、離して下さい。」
「え〜っ?だ〜めっっ。」
七松先輩は私の顔をちらっとみるといたずらっぽく笑いながら、抱きしめる力を強めた。
ああ、もう・・・。
先輩にとっては同級生や下級生に何気なくやる行為でも、私にとってはそうでもないんですよ?
毎回あんたが恥ずかしげもなく言う言葉や動作に、どんだけ余裕なくなってると思っているんです?
このままだと、本当にやばい・・・。
「本当に離してください!!」
もう一度、抱きしめている手を振りほどこうとする。
でも七松先輩は私の抵抗をあっさりかわして、いつもとは違う、低いトーンで、
「離したくないな・・・。」と耳元でささやいた。
カアアアアアアアアッッ
顔が真っ赤に染まって、頭に血がのぼっていくのがわかる。
まったく、この先輩は・・・。
そんなこと言われたら、行くにいけなくなっちゃうじゃないですか・・・・・・!!
「滝、行かなくて良いよ。大丈夫だから。」
何が大丈夫なのか。そう言いたかったけど、言えなかった。
だって、行きたくないと、このぬくもりから離れたくないと思ったから。
「仕方ない人ですね、わかりました。今回だけはおとなしくしていてあげますよッッ!!」
素直に嬉しいと認めるのは恥ずかしいから、精一杯の強がり。
「さんきゅ、滝☆」
でも、七松先輩が不意に頬に落としたキスには、動揺を隠すことが出来なかった。
「ちょ・・・、せんぱいっっ!!」
「あはは、顔赤いよ、滝っ。」
いつもは鈍感のクセに。こういう時だけ直観力がさえている。
今日は、七松先輩のペースに惑わされっぱなしだ。
「・・・あんたがあんな事するからですよ。嬉し、かったですけどね。」
私がそう言うと、七松先輩は意外そうな顔をしながらも、すぐにニコッと笑って、「私もだよ♪」と言ってくれた。
恥ずかしいけれど、幸せだな・・・。
そう思った、春の昼下がり。
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実和様、相互リンクありがとうございました!!
感謝してもしきれません・・・・・・!!
こんなもの捧げて申し訳ございませんが、これからもよろしくお願いします!!
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紅花様から頂いたこへ滝小説でございます。
こんな素敵な小説ありがとうございます!!
こちらこそ、これからよろしくお願いしますvv

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