お出かけバレンタイン
〜Valentine & WhiteDay〜(曲種)

大曲×種ヶ島

大曲Side

待ち合わせ場所に大曲がやってくるのを見て、種ヶ島は木の陰に隠れる。
「おい。木の後ろにいるのはわかってるぞ。」
「あはは、バレてもうた。」
「俺を見てから慌てて隠れたろ。こっちからも見えてたし。」
呆れたような口調で大曲はそう言う。見つかってしまったのならと、種ヶ島は用意してい
たバレンタインのチョコレートを大曲に差し出した。
「見つかってもうたし、ほな、竜次にこれやるわ。俺からのチョコやで☆」
「・・・チョコ?このタイミングで渡してくんのか。」
まさかそんなタイミングで渡してくるとは思わなかったので、大曲は嬉しさよりも驚きが
勝ってしまう。
「あれ?いらんかった?」
「いや、文句はまったくねーし。ありがとよ。」
タイミングに驚いただけで、種ヶ島からチョコレートがもらえるのは素直に嬉しいと思っ
ていた。大曲がチョコレートを受け取ってくれたので、種ヶ島はホッとする。
「突き返されたらどうしようかと思ったわ。」
「なんだか高級そうなチョコだな。無理したんじゃねーのか。」
紙袋や中の包装がちょっと高めのチョコのものに見えたので、大曲はそんなことを言う。
確かに間違ってはいないが、種ヶ島としてはそれだけのものを大曲にプレゼントしたいと
思って準備したのだ。
「そこはガッツでどうにかしたで。」
「そこはガッツで?ガッツでどうにかなんのかよ・・・」
「ガッツが必要なくらい気持ちを込めたってことやで☆」
「・・・フッ。ったく、敵わねーな。」
チョコレートに込められている気持ちは相当のものだろうなと思いながら、大曲は嬉しそ
うに笑う。そんな大曲を見て、種ヶ島も嬉しくなる。
「なんや竜次嬉しそうやん。」
「なあ、このあと時間あるならどっか寄ってかねーか?」
「ええで。どこ行く?」
大曲からの誘いに種ヶ島は秒で頷く。このノリの良さは種ヶ島らしいなと思いながら、大
曲はフッと笑う。
「場所決めてるわけじゃねーけどよ。このままハイサヨナラってのも、味気ねーし。」
「せっかくのバレンタインやしな。せやけど、どこも混んでそうやなぁ。」
「ああ、そうだな。確かに今日はどこも混みそうだけどよ・・・」
「どっか入るんも結構待つかもしれへんな。」
今日はバレンタインなので、どこへ行ってもカップルで混んでいそうだと種ヶ島はほんの
少しだけ心配するような素振りを見せる。しかし、本音としては大曲と一緒であれば、ど
こへ行こうが、多少待とうが問題ないと思っていた。
「それは承知の上だ。何か希望はあるか?」
「あ、クレーンゲームとかしたいかも。」
大曲に行きたい場所の希望を聞かれ、種ヶ島はゲームセンターに新しいプライズが入るこ
とを思い出した。それをしに行きたいと提案してみる。
「ゲーセンのだよな。あー、欲しいヤツあんのか。」
「せやねん。竜次が取ってくれたら嬉しいんやけどなー。」
「わかったわかった。トライするだけはしてやる。」
その欲しいものを大曲に取って欲しいと匂わせながら、種ヶ島は大曲を連れてゲームセン
ターへと向かった。

「よっしゃ!お目当てのもん取れたで☆」
種ヶ島が欲しがっていたクレーンゲームのプライズは、結局種ヶ島自身がプレイして取れ
てしまう。種ヶ島のために取ってやろうとやる気だった大曲は拍子抜けだ。
「結局お前だけで取っちまったな。俺のやる気をどうすんだし。」
「ほんなら、次はレースゲームで勝負せぇへん?」
クレーンゲームの代わりにレースゲームをしようと、種ヶ島は提案する。それはそれであ
りだと大曲はその誘いに乗る。
「次はレースゲームで勝負か・・・。いいぜ、でもハンデはなしな。」
「あれ?竜次レースゲーム得意やったっけ?得意でハンデなしはずるくない?」
「勝負は非情なんだよ。そっちも全力でこいや。」
「竜次、やる気満々やな。せやけど、俺も負けへんで☆」
今度は二人で楽しめると言うことで、どちらもやる気でレースゲームに臨む。二人分の席
が空くのを見計らい、二人そろってゲームを始めた。

「言うだけあって、竜次強いなぁ。」
結局レースゲームは大曲が勝ったが、種ヶ島との差はかなり少なかった。
「お前だってなんだかんだで強いじゃねーか。ハンデありだったら負けてたし。」
「結局、勝ったの竜次やしなぁ。流石やわ。ん?」
ゴール後の画面が不自然に点滅してるのに気づき、種ヶ島は大曲のプレイしていた画面を
のぞき込む。
「どうした?」
「なんや竜次の画面、ピコピコ光ってへん?」
「・・・本当だな。何だし?」
確かに種ヶ島の言う通り、ピカピカと画面が光っている。何かのバグかと思っていると、
種ヶ島があることに気づく。
「あっ!スコアや!竜次のスコア、ゾロ目になってんで!なんや店員さんに言えばプレゼ
ントもらえるらしいで。」
よく見ると、画面上部に表示されている大曲のスコアがゾロ目になっている。画面の横に
貼ってある紙を見てみると、最高スコアやゾロ目のスコアを出すとプレゼントがもらえる
と書いてあった。
「へぇ。ああ、確かにそれっぽいな。」
「すみませーん!」
「おい、そんな大声で呼ぶなし。」
だったらプレゼントをもらわなければと、種ヶ島は店員を大きな声で呼ぶ。店員が来てス
コアのことを話すと、プレゼントとして派手な色の鳥のぬいぐるみを渡された。
「はは、プレゼントもらえてよかったな☆」
「俺はどっちでもよかったけどな。」
「そのオウム?なのかよう分からんけど、鳥のぬいぐるみかわええやん。俺が欲しいくら
いやわ。」
「だったらやるし。」
実家でオウムを飼っている種ヶ島は、そのオウムのことを思い出し、そんなことを言う。
もともとプレゼントにそこまで興味がなかった大曲は種ヶ島にそのぬいぐるみをあげると
言い出す。
「えっ!?ホンマに!?」
「欲しいんだろ?ほらよ。」
「うわー、おおきに竜次ー!メッチャ嬉しいわ!」
予想以上に種ヶ島が喜んでくれているので、大曲はふっと笑う。
「そんなにかよ?そこまで喜んでもらえるなら、その鳥も本望なんじゃねーの?」
「合宿所帰ったら、机にでも飾っとこー。」
「さっき自分で取ったやつも机に飾るんじゃねーのか?」
「あー、せやなー。まあ、ええんちゃう?俺と竜次で取ったの並べて置けば。」
「机狭くなりそうだし。」
今日取ったクレーンゲームの景品と今しがたもらった鳥のぬいぐるみが机に並んでいるの
を想像し、大曲は呆れながらもクスッと笑う。
「そしたら、竜次の机にも置かせてもらうから問題なしやで☆」
「勘弁しろし。」
「えー、そんなこと言うてちょっと嬉しそうやん。」
「そんなことねーし。」
「あはは、とにかくええバレンタインの記念品が出来て良かったわ。」
バレンタインの思い出となる品が二つも出来たと、種ヶ島はご機嫌な様子でそれらを抱え
る。そういう考え方も悪くないと、大曲も嬉しそうな顔になった。

「じゃ、気をつけて帰れよ。」
「えー、もう解散なん?そんなに心配せんでもええのに。」
「心配くらい普通にすんだろ。暗くならねーうちに、さっさと行け。」
「つれないなあ。まあ、部屋戻ったらまた一緒やし、ええけどな。」
ゲームセンターから出るとすっかり黄昏時になっていたので、そろそろ解散しようと大曲
はそんなことを言う。まだ大曲と一緒いたい種ヶ島はちょっと寂しそうな顔を見せる。
「ああ、そうだ。チョコありがとな。」
「はは、チョコあげたんめっちゃお礼言ってくれるやん。」
「何度言ってもいいじゃねーか。じゃあよ。」
「ほな、また後でな。」
大曲はまだ帰る気がないようで、種ヶ島が帰るのを見送る。種ヶ島が見えなくなると、種
ヶ島からもらったチョコを出し、嬉しそうに口元を緩ませた。

ホワイトデー
ホワイトデーの日、大曲は種ヶ島と待ち合わせをしていた。待ち合わせ場所に行くと、バ
レンタインのときと同じように種ヶ島が木の陰に隠れている。
「おい、なんで待ち合わせるたび隠れようとすんだし。」
「あれ?もう見つかってもうた。サプライズのつもりやったんやけどなあ。」
「サプライズはいいから。ていうかサプライズのつもりだったのかよ・・・」
そんなバレバレのサプライズがあるかと、大曲は呆れたようにそう口にする。
「はは、冗談やって。」
「じゃあ俺からのサプライズ。ほら、バレンタインのお返し。」
だったらサプライズ返しをしてやろうと、大曲は用意してきたバレンタインのお返しを差
し出す。
「竜次からバレンタインのお返しもらえるんは予想済みやったで☆」
「予想済み?うるせ、お前の言うサプライズよりマシだし。」
ホワイトデーなので、大曲からお返しがもらえるかもしれないと種ヶ島は予想していた。
それでも、大曲からお返しをもらえたのは非常に嬉しいと感じていた。
「予想しててもメッチャ嬉しいで。おおきに。」
「ったく・・・。ホント敵わねーな。」
満面の笑みでお礼を言ってくる種ヶ島に大曲は不覚にもキュンとしてしまう。種ヶ島のそ
の笑顔には敵わないと、大曲は顔を緩ませた。

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種ヶ島Side

「ちゃーい☆待っとったで。」
大曲が待ち合わせ場所に来ると、種ヶ島はテンション高く声をかける。
「会ったそばからテンション高ぇーし、ソワソワし過ぎだし。」
「ソワソワしすぎ?ははっ、今日はしゃあないやん。」
「そんなにソワソワすることあるか?」
大曲から呼び出したのだが、そんなにソワソワすることはないだろうとわざと分からない
フリをする。
「・・・え、なんやそのキョトンとした顔。まさか今日が何の日か忘れて・・・」
「フッ、忘れてるわけねーだろ。バレンタインだろ?」
「ないよな?良かったー。一瞬ヒヤッとしたやんか。」
本気で焦ったような素振りを見せ、忘れていないと聞いて種ヶ島は安心したような表情に
なる。
「ほら、これが欲しかったんだろ?」
「チョコ、おおきに。ありがたく頂戴いたします。」
「どんだけ丁寧に受け取るんだし。」
よっぽど欲しかったのだなと大曲は笑ってしまう。大曲から受け取ったチョコを見て、種
ヶ島はあることに気づく。
「俺、好きな色とか教えた事あったやろか。この水色の包み、ドンピシャやで。」
「あー、前に言ってなかったか?こういう色が好きだって。」
「前に言うてた?俺の話、隅々までちゃーんと聞いてくれとるんやなぁ。」
「別にそこまででもねーし。」
チョコをラッピングしている包装紙の色が自分の好きな色だったので、種ヶ島は感心する。
こういうところに大曲の心遣いが感じられるなーと嬉しくなる。
「・・・で。このあとどこ行く?」
「あ?どこか行く約束してたか?」
急にどこに行くかと聞かれて、大曲は首を傾げる。待ち合わせの約束はしたが、どこかに
出かけるという約束はしていなかったはずだ。
「そらこのまま解散はないやろ。なっ?」
「それは事前に言っとけし。」
「このあとも一緒にいられると思っててんけど、もしかして用事あったり・・・」
事前に言っていなかったので、予定が入っているかもしれないと気づき、種ヶ島は不安気
に尋ねる。種ヶ島にチョコをあげる用事があったので、大曲としてはその他には特に予定
は入れていなかった。
「別にねーけどよ。」
「ないよな?良かったー。一瞬ヒヤッとしたやんか。」
「全く同じ事、さっきも言ってたぞ。」
この短時間で全く同じセリフを聞くとは思っていなかったので、大曲は思わずつっこむ。
「さっきも同じ事言うてた?せやったかなぁ。」
「どこか行くんだったらよ、とりあえずファミレスにでも行くか。」
「ええで。今日は混んでそうやけど、並ぶの大丈夫やろか。」
「まあ、とりあえず大丈夫じゃねぇ?」
「まあ、俺が飽きさせへんけどな。待つ間もいろいろ話そ。」
このまま立ち話をしているのも何なので、大曲はファミレスに行こうと提案する。バレン
タインで混んでそうではあるが、とりあえず行くだけ行ってみようと、二人は近くのファ
ミレスに向かって歩き出した。

思ったよりファミレスは混んでおらず、すぐに入ることができた。食べたいものを注文す
ると、種ヶ島はソワソワしながら、大曲からもらったチョコを気にしている。
「なあ、さっきのチョコここで開けてもええかな。」
「別にいいけどよ。ここで食うのはマズイんじゃねーの?」
「・・・あー、いや、やっぱやめとこ。せめて頼んだケーキ食べてからにしよ。」
ちょうどおやつを食べる時間帯なので、種ヶ島はケーキを注文していた。開けるだけだっ
たらいつでもいいのではないかと大曲は疑問に思う。
「何でだし?」
「もろたチョコの前では、何もかもが霞むやん?ケーキも美味しく食べたいしな。」
「そうかよ。ま、好きにすればいいんじゃね?」
あげたチョコをそこまで楽しみにしてくれているのは悪い気はしない。落ち着かない種ヶ
島を前に、大曲は注文したものが来るのを待った。

「ていうかよ、チョコあげたのにケーキ頼むんだな。」
「今の時間だとおやつやろ?竜次こそ、この時間に担々麺やなんてがっつりいっとるやん。」
「食べたかったんだからいいだろうよ。夕食まではまだ時間あるし。」
「はは、全然ええと思うけどな☆」
ケーキを頼んだ種ヶ島とは対照的に、大曲は担々麺というがっつり食事系のものを頼んで
いた。少しすると、頼んだものが運ばれてくる。
「お、来たみたいだぜ。」
「待ってましたー。俺がケーキで、竜次が担々麺な。」
種ヶ島が率先して受け取り、担々麺は大曲の前に置く。
「おー、サンキュー。」
「ほいじゃあ、いただきまーす。」
「いただきます。」
どちらも手を合わせ、いただきますと言う。お腹が空いていたのか種ヶ島はケーキをパク
パクと食べ進め、あっという間に食べきってしまう。
「ごちそうさまでした!」
「ケーキなだけあって、食い終わるの早ぇーな。」
「竜次はゆっくり食べとってええで。」
担々麺を頼んだ大曲は、麺類ということもありケーキほどは早くは食べられない。特に急
ぐ必要はないと、種ヶ島はゆっくり食べるように大曲に言う。
「・・・そんなにじっと見られてると食べにくし。」
「俺、竜次が何か食べてるところ好きやわ〜。」
種ヶ島があまりにもじっと見てくるので、大曲は少々困惑したようにそう言う。そんな言
葉を気に留めず、種ヶ島は思っていることを口にする。
「何だしそれ。」
「竜次、好きなものはメッチャ美味そうに食べるやん。それ見とるとなんやこっちまでえ
え気分になるっちゅーか。」
「まあ、嫌な気分にさせてるわけじゃねーっつーんなら、別にいいし。」
あまり見られるのは勘弁だが、いい気分になるのならまあいいかと、大曲は担々麺を食べ
進める。
「あと、麺類食べてるときは髪かき上げたりする仕草がセクシーやな。」
「はあ?うるせーし。」
「褒めてるんやで。ここ、喜ぶところやで。」
「勘弁しろし。」
「照れんでもええやん。」
「照れてねーし。ったく・・・」
種ヶ島にからかわれながらも、大曲は担々麺を食べきる。スープまで綺麗に飲み干すと空
になったどんぶりに箸を置いた。
「お、食べ終わった感じ?美味かった?」
「ああ、美味かったし。ごちそうさまでした。」
大曲が食べ終わったのを確認すると、種ヶ島はニコニコ笑いながら話をしようと誘う。
「お粗末様。ほいじゃあ、もっと話しよか。」
「俺が食べる終わるの待ってたのかよ。喋っててもよかったんだぜ。」
話は一人じゃできないと種ヶ島は首を振る。ドリンクを何杯かおかわりしながら、二人は
他愛もない話に花を咲かせた。

「んー、これ以上はアカンかなぁ。ホンマはもうちょい遊びたいんやけど・・・」
「もうだいぶいい時間だしな。」
名残惜しそうな雰囲気で、種ヶ島はそう漏らす。茜色に染まる空を見ながら、大曲は頷い
た。
「暗なってまうし、今日は帰ろか。また連絡するな。」
「そうだな。ていうか、連絡ってなんだし?」
同室なのに連絡とはと大曲はつっこみを入れる。
「チョコの感想言ってへんやろ。包みもまだ開けとらんし。」
「ファミレスじゃ結局開けなかったしな。別に感想はいつでもいいぜ。」
直接感想を言うのは恥ずかしいのかもしれないと察し、大曲はそう返す。そこまで特別な
ことはしていないが、充実した時間を過ごせたと種ヶ島は満足そうな顔で笑う。
「楽しかったわ。またどっか行こな。」
「ああ。んじゃ、帰るか。」
また出かける約束をし、二人は合宿所に帰ることにした。

ホワイトデー
「あっ、おったおった。チョコのお返し持ってきたで。」
「おー、サンキューな。てか、すげぇ軽い感じで渡してくるな。」
待ち合わせ場所に大曲がいるのを見つけ、種ヶ島はさらっとホワイトデーのプレゼントを
渡す。
「包みの色は選べへんかったんやけど、中身にちゃーんと反映しとるからな。」
「へぇ、中身に青が使われてるってことかよ?」
「そう、竜次の好きな色や。真似してみました。」
バレンタインのときに、大曲が自分の好きな色を使ってくれたのが嬉しくて、種ヶ島も使
えるところに使ってみた。どんなふうに反映されているのかが気になり、大曲はわくわく
とした気分になる。
「そう聞いたら開けるの楽しみだし。」
「バレンタインの時、嬉しかったし。あとで感想聞かせてな。」
「おう。」
同じ部屋なので、一緒に開けてみるのもいいかと考えていると、種ヶ島が言葉を続ける。
「・・・で、次はいつ遊びに行こか?考えといてな☆」
「暇なときならいつでもいいし。今からでも別に構わないぜ。」
それならばと種ヶ島は今からどこに行きたいかを考える。バレンタインのときと同じよう
にホワイトデーも良い思い出が作れそうだと、どちらも楽しげにこれからの予定を話し合
った。

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