想ひ歌 〜小平太×滝夜叉丸〜


 
 一番と 君つむぎたる 言の葉に
        心のうちは 花咲くごとし 
平 滝夜叉丸
  (一番だとあなたが紡ぐ言葉を聞いて、
       私の心は、花が咲くように嬉しい気持ちでいっぱいです。)
 何よりも うれしと君に 伝ふれば
        花咲くごとく 君は笑ひぬ 
七松 小平太
  (お前からのプレゼントが何よりも嬉しいと伝えたら、
           花が咲いたみたいな可愛い顔で、お前は笑った。)
 
「うーん、ばれんたいんなるものがあると聞いて、とりあえずバラの花を一輪用意してみた
 ものの、これを渡して果たして喜んでもらえるのかどうか・・・
「よっ、滝夜叉丸!何、ぶつぶつ言ってるんだ?」
「うわあっ、な、七松先輩!?」
「そんなに驚くことないだろ。うん、うまいなコレ(もぐもぐ)」
「何を食べてらっしゃるんですか?」
「なんかくノ一の子達が、ばれんたいん?だからってくれてさあ。」
「そ、そうなんですか。」
「滝夜叉丸は何かくれないのか?」
「ふえっ!?ど、どうしてですか?」
「ばれんたいんは、好きな奴にプレゼントをする日だって長次に聞いたぞ。くノ一の子達
 には、義理ですって言われたけどな。」
「よ、喜んでもらえるかは分かりませんが・・・これを・・・」
「おー、バラの花か!バラの花って『愛の告白』って意味があるんだろ?大胆だなあ、
 滝夜叉丸は!!」
「えっ!?いや・・・あの・・・(////)」
「滝夜叉丸からもらった奴が一番嬉しいぞ!!滝夜叉丸のは義理じゃないもんな!!」
「い、一番・・・ですか?」
「ああ、一番だ!!」
(ヤバイ、嬉しすぎて顔が緩んでしまう・・・)
(やっぱ、滝夜叉丸は可愛いなあ。この笑った顔も一番だな、うん。)
 



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