想ひ歌 〜タカ丸×久々知〜


 
 君がため 髪も形も かざりつる
        甘く匂ふは どちらと問はむ 
久々知 兵助
  (お前のために、髪も顔もしっかり飾って女装をしてみた。
         甘い匂いがするのは、俺とぼうろとどっちだと思う?)
 どちらとも 食べたきものと 思ひける
        甘き香まとふ 君をまえにし 
斉藤 タカ丸
  (君もぼうろも食べたいものだと思っちゃう。
         甘い甘い香りをまとった君が目の前にいるんだもの。)
 
「タカ丸いるか?入るぞ。」
「うん、大丈夫だよ、兵助くん・・・・っ!?(えっ、ちょっ、何で女装!?)」
「今日はばれんたいんらしいから、ぼうろ作ってきた。一緒に食べよう。」
「あー、えっと、どこからつっこめばいいかな?」
「ちなみにこのぼうろは、豆乳とおからを使って作ってあるから、超ヘルシーだぞ。」
「いや、その情報より、どうして兵助くんが女装してるのかがすごく気になるんだけど。」
「ばれんたいんは、好きな相手が喜ぶことをすればいいって話だったからな。こういう格好
 したら、喜んでもらえるかなあと思って。」
「兵助くんはもとが可愛いから、すっごくその格好似合ってて、本当可愛くて、個人的には
 すっごく嬉しいんだけど、何か今日テンション高いよね?兵助くん。」
「豆腐のぼうろ作ってたら、何か楽しくなってきちゃってな。」
(お豆腐効果すごいなあ。あー、でも女装した兵助くん、本当可愛い!!それにすごくイイ
 匂いがするし・・・)
「すごくイイ匂いだね。甘くて美味しそう。」
「このイイ匂いは、ぼうろと俺、どちらからしてるでしょうか?」
(ちょっ・・・何その質問!?こんなにイイ匂いが兵助くんからしてたら・・・。)
「この甘い匂いが兵助くんからしてたら、兵助くんも食べたくなっちゃうよ。」
「・・・・・(/////)」
(えっ!?そこで、そんな反応するの!?うわっ、すっごいツボなんだけど・・・)
「と、とりあえず、持って来てくれたぼうろ食べようか・・・」
「・・・そ、そうだな(/////)」
(今日の兵助くん、本当もう可愛すぎ!!いろいろ我慢出来なくなりそうだなあ・・・)
 



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