「今日は特に用事もなかったからすぐ帰って来ちまったけど、跡部が帰ってくるまで暇だ
なあ。」
大学の授業が午後一の授業で終わってしまった宍戸は、跡部と一緒に住んでいるマンショ
ンに帰ってきていた。いつもなら買い物をするなり、ゲームセンターに寄って来るなり、
寄り道して帰るのだが、今日は特にそんな気分になれず、真っ直ぐ帰って来たのだ。
「跡部は今日は五限まである日だから、帰ってくるまであと二時間以上あるじゃん。マジ
で何してよう?」
家にいてもやることはないが、だからと言ってこれから外出する気にもならない。どうし
ようかとしばらく悩んだ末、宍戸はふとある場所へ足を運ぶ。それは跡部の部屋であった。
いというわけではなかった。
「さすが跡部、綺麗に整頓されてるなあ。」
散らかっている部分など全くない跡部の部屋に入り、宍戸は感心するような言葉を口にす
る。いつも跡部が座っていると思われる椅子に座り、机の上に置いてあった本を手にする。
「よくこんな難しい本読めるよなあ。」
パラパラとページをめくりながら、宍戸はそう呟く。好きな本や好きな音楽の趣味は全然
違うのに、どうしてこうも惹かれ合うのかと宍戸は不思議に思う。しかし、今この瞬間に
も跡部が早く帰ってこないかと待ち遠しく思っている自分がいる。こういう気持ちは理屈
じゃないんだろうなあと思いつつ、宍戸は跡部の机に突っ伏した。
(あ、ちょっとだけ、跡部の匂いがする。)
ドキドキするようなそれでいて気分を落ち着かせてくれる匂い。その匂いを感じて宍戸は
さらに跡部を恋しく思う。
「早く跡部帰って来ねぇかなあ・・・」
そんなことを呟きながら、宍戸はしばらく跡部の部屋で時間が経つのを待った。
跡部の部屋でうとうとしていると、ガチャっと鍵を開ける音が聞こえる。跡部が帰って来
たことに気づいた宍戸は、ガバっと起き上がり、パタパタと玄関の方へ駆けて行った。
「おかえり、跡部。」
「ああ、ただいま。今日は随分早く帰ったみてぇだな。」
「今日は思ったより早く授業が終わったからな。」
「で、早めに帰ったはいいけど、やることなくて、俺様が帰ってくるのを待ちわびてたっ
て感じか?」
靴を脱ぎ、ニヤニヤしながら跡部はそんなことを言う。図星であるが、そう認めるのは恥
ずかしく、悔しいと、宍戸はぷいっとそっぽを向いて否定するようなことを言う。
「そんなことねーし!!別にお前のことなんて、待ってないんだからな。」
素直じゃないところも可愛いなあと思いつつ、跡部は宍戸の顎を掴み、ぐいっと自分の方
へ向かせると、唇が触れるだけのキスをする。
「っ!!??」
「今のはお前を長いこと待たせちまった詫びのキスだ。随分寂しい思いをさせちまったみ
てぇだからな。」
「なっ・・・勝手なこと言ってんじゃねぇよ!」
「ほら、こんなとこで突っ立ってねぇで、早く部屋に入るぞ。」
宍戸の頭をわしゃわしゃと撫でながら、跡部はひとまず自分の部屋へと向かう。跡部にキ
スされた唇に触れ、ひどく胸を高鳴らせながら、宍戸は跡部の後をついて行った。
(帰ってきて早々こんなにドキドキさせられるなんて、激ダサだぜ。)
自分の部屋に荷物を置くと、跡部はすぐにリビングに移動する。跡部がソファに座ると、
宍戸もその隣に座った。
「少し休んだら、飯食うか。」
「そうだな。」
「そのあとはどうする?」
「まあ、適当にDVDでもテレビでも見ればいいんじゃねぇ?」
本当は跡部といろいろなことをしたいと思っている宍戸だが、照れ隠しにそんなことを言
う。宍戸がそうしたいならと、跡部は宍戸が好きなDVDをすぐ観れるようにセットした。
夕飯を食べ、軽くシャワーを浴びると、二人は再びリビングに戻り、テレビの前のソファ
に座る。夕飯前に準備しておいたDVDを見ながら、二人はハーブティーを飲んでいた。
宍戸のお気に入りのDVDであるのだが、宍戸は何故だかDVDには集中せずそわそわと
している。
「どうした?今日はあんまりDVD見るのは乗り気じゃねぇのか?」
「へっ!?」
「全然集中してねぇみたいだからよ。別のに変えるか?」
「いや・・・DVDはそのままでいいからよ・・・」
そう言いながら、宍戸は跡部の服の袖を掴む。しかし、はっきりとどうして欲しいかは口
に出来ない。そのままの状態で目を泳がせていると、宍戸のして欲しいことを察した跡部
が、宍戸の足を跨ぐようにソファに膝をつき、宍戸の肩をぐっとソファの背もたれに押し
つけた。
「ちょっ・・・」
「嫌なら思いきり抵抗したっていいんだぜ。」
「・・・・・」
ほんの少し困ったような表情で、宍戸は跡部を睨む。しかし、跡部を押しのけようとはし
なかった。宍戸が嫌がらないのをいいことに、跡部はぐっと顔を近づけ、唇と唇が触れそ
うな位置で言葉を紡ぐ。
「ほら、押し返さないとこのままキスしちまうぜ。」
「・・・す、すればいいだろ。」
ドキドキと胸を高鳴らせ、宍戸は上擦った声でそう答える。予想通りの反応だと、ふっと
口元を緩ませ、跡部はそのまま宍戸の唇にキスをする。
「んっ・・・・」
帰って来たときにしたキスとは比べ物にならないくらいの激しく甘いキスに、宍戸の顔は
だんだんと赤く染まっていく。そんな宍戸の表情の変化を楽しみながら、跡部はもっとい
い反応をさせようと、宍戸のシャツの中に手を入れた。
「ふぁっ・・・ぁっ・・・・」
跡部の手がシャツの中の素肌に触れた瞬間、宍戸はビクッとその身を震わせる。キスをし
たまま、胸から腹部にかけて指を滑らせると、宍戸は小さな喘ぎ声をもらし、ぎゅっと跡
部のシャツを握る。
「ぅ・・・んっ・・・・」
(跡部にキスされんのも、触られるのも、激気持ちいい・・・どうしよう、マジでそうい
うことしたくなってきちまった。)
跡部のキスと軽い愛撫ですっかりその気になってしまった宍戸は、蕩けたような表情で跡
部のキスに応える。そんな宍戸がどうしようもなく可愛いと、跡部のやる気もだいぶ高ま
っていた。
「さてと、この後はどうする?」
一応宍戸の意見も聞いておこうと、跡部はそんなことを尋ねる。キスの余韻でぼーっとし
ているが、宍戸は小声ながらもハッキリと答えた。
「続き・・・する。」
「さっきので、こんななってるもんな。」
「仕方ねぇだろ!!跡部があんなにエッチく触るから・・・」
ズボン越しの膨らみを指摘され、宍戸は恥ずかしさから軽く怒り口調でそう言い放つ。こ
ういう反応もたまらないなあと思いながら、跡部はくすくす笑う。
「続きして欲しいんだろ?だったら・・・」
「分かってるよ。こうすりゃいいんだろ。」
恥ずかしいよりも今日はしたい方が上なので、宍戸は自らズボンと下着を脱ぎ去った。
「今日は随分乗り気じゃねぇか。何だったら玩具でも使ってするか?」
「嫌だ。」
やる気満々な宍戸に冗談っぽくそう尋ねたが、予想に反して宍戸は即答で拒否の言葉を返
す。嫌がるなら嫌がるで、無理やり使うのも悪くないなあと考えていると、跡部は宍戸に
手を掴まれる。
「今日は・・・跡部の手がいい。」
上気した顔で跡部を見つめながら、宍戸はそんなことを呟く。まさかの言葉に跡部の胸は
撃ち抜かれた。
「チッ、しょうがねぇなあ。それなら、今日は俺様の手でしてやるよ。」
宍戸の言葉に顔を緩ませ、跡部はむき出しになっている宍戸の脚に手を這わせる。跡部の
手でしてもらえるという期待感から、宍戸はゾクゾクとした甘い痺れを感じていた。そし
て、跡部の手が一番触れて欲しい場所を捉えると、宍戸はビクンとその身を跳ねさせる。
「あっ・・・」
「そんなすぐにはイカせねぇから、安心しろ。」
「何だよ、それ・・・・んっ・・・ぁ・・・・」
宍戸の反応を見ながら、跡部はゆっくりと手を動かす。間違いなく気持ちいいのだが、そ
うすぐには達するということはなさそうな刺激。じんわりと高まっていく快感に、宍戸の
頭は蕩けていく。
「ハァ・・・んんっ・・・ぁ・・・」
「どうよ?悪くはねぇ感じだろ?」
「うん・・・気持ち・・いい・・・・」
「お前はこことか弱いからここをこうしてやると・・・」
「あっ・・・ああぁっ・・・!!」
「もっと早くイけるかもしれねぇけど、今日はゆっくりしてやりてぇからな。ま、お前が
どうしてもっつーんなら、してやらないこともねぇけどよ。」
宍戸が本当に弱いところは集中的には責めず、ほどよい快感がなるべく続くような刺激を
与える。
(ああ、すげぇ気持ちいい・・・こんなにずっと気持ちいいの久しぶりかも。やっぱり、
跡部に触られるの超好きだ・・・)
「ハァ・・・跡部ぇ・・・」
「いい顔するじゃねぇか。そういう顔好きだぜ。」
「跡部の手・・・気持ちいい・・・好き・・・・」
快感で頭が回っていないとはいえ、ここまで素直な言葉を言われることは滅多にないので、
跡部の心臓は大きく跳ねる。もっと激しく責めたい欲求を抑えつつ、じっくりと宍戸を追
いつめていった。
「んっ・・・跡部っ・・・何か・・・」
「そろそろイキそうか?」
「分かんねぇっ・・・けど・・・あっ・・・」
「じゃあ、ちゃんと分からせてやるよ。」
そろそろ宍戸のイキ顔を見ておきたいと、跡部は宍戸の弱い部分を思いきり責める。急に
激しくなった刺激に宍戸は、成すすべもなく達してしまう。
「ひぁっ・・・あああぁ―――っ!!」
(ああ、やっぱりこの時の宍戸の顔は最高だな。何度見ても見飽きねぇ。)
宍戸の顔をじっくりと眺めつつ、跡部は掌から溢れる熱いミルクに恍惚とする。長く甘い
快感の後に、圧倒的に大きな快感を与えられ、宍戸は息を乱しながら達した後の余韻に浸
っていた。
「さてと、次はここだな。」
「やっ・・・ぁ・・・」
「嫌?お前だけ満足して終わりってのはずるいだろ。」
「まだ、イったばっかだから・・・」
「アーン?その方が楽によくなれんだろ?」
宍戸のモノで濡れた手で跡部は後ろの蕾を軽く慣らす。達したばかりで、どこもかしこも
敏感になっている宍戸は、ほんの少し指を動かすだけでも高い声を上げて、その身を震わ
る。
「あっ・・・あぁ・・・やっ・・だぁ・・・・」
「俺様の手がいいって言ったのはお前だろ?あれは嘘だったって?」
「違う・・・違うけどっ・・・・」
むしろ、跡部の手で弄られるのがよすぎて困ると宍戸は真っ赤な顔で首を振る。もっと切
羽詰まった顔が見たいと、跡部はニヤリと笑って、宍戸の蕾から指を抜いた。
「ひっ・・う・・・・」
「お前の言いたいことは分かった。もう指じゃ足りねぇんだよな?」
「えっ・・・?」
宍戸の身体を抱き上げると、入れ替わるように跡部はソファに座り、自分の膝の上に宍戸
を乗せた。跡部の足を跨ぐ形で座らされ、宍戸は少々困惑した表情で跡部の顔を見る。
「お前の出した奴まだまだ手にもここにも残ってるからよ・・・」
宍戸の下腹部に残っている雫を掬い上げ、まだたっぷりと手にも残っている宍戸のそれを
跡部は既に十分な大きさを持っている自分の熱に擦り付ける。思ってもみない跡部の行動
に宍戸の心臓はドキドキと大きな音を立てる。
「何・・・して・・・」
「こうした方が入れやすくなると思ってよ。それに・・・」
宍戸の出したものでぬるぬるになった熱を、跡部はひくつく蕾に押し当てる。そして、宍
戸の顔を引き寄せ、耳元で妖しく囁いた。
「お前のが俺のに絡んでるってのが、すげぇ興奮する。」
「――――っ!!」
跡部の言葉にゾクっと痺れが駆け抜けるのと同時に、耐え難いほどの衝撃が下肢に走る。
「うあっ・・・あああぁっ!!」
「ほら、あんまりちゃんと慣らしてなかったわりには、すんなり入っただろ?」
「ああ・・・あと・・・べぇ・・・・」
内側を埋め尽くす跡部の熱の熱さに、宍戸は跡部にしがみつく。ひくひくと自分の中が跡
部を締め付けているのを感じて、宍戸は恥ずかしさと気持ちよさでぎゅっと目をつぶる。
「今日はいつもより締まるな。」
「大して慣らしてねぇのにっ・・・挿れるからだろ・・・・」
「そうされて、お前はどうなんだよ?宍戸。」
「・・・・熱い。」
「熱いだけか?」
「熱くて・・・ぬるぬるして・・・気持ち・・いぃ・・・」
感じていることを口にすると、よりその感覚が高まる。鼓動が一気に速くなり、顔が熱く
なる。
「この体位だと、俺があんまり動けねぇから、お前が好きなように動いていいぜ。」
「跡部も・・・手伝えよ・・・・」
「アーン?当然だろ。ちゃんとよくしてやるから安心しろ。」
「んっ・・・ん・・・」
跡部の肩に手を置き、宍戸は上下に腰を動かす。既に馴染んでいるそこは、跡部の熱に心
地のよい刺激を与えた。
「いい感じだぜ。お前の中、すげぇいい。」
「何か・・・あんまりもたないかも・・・・」
「いいんじゃねぇ?お前が感じてくれてる方が俺も気持ちいいしよ。」
「本当か・・・?」
「ああ。だから、お前が最高に気持ちよくなるように動けばいい。」
そんな跡部の言葉を聞いて、宍戸は先程より積極的に動き出す。いいところに当たるよう
に体を傾け、そこを擦っては跡部の熱を締め付けた。
「あっ・・・ああっ・・・ん・・・んん・・・・」
「ハァ・・・やるじゃねぇの。これだと俺もそんなにもたねぇな。」
「跡部・・・もう・・・ちょっとヤバ・・イ・・・」
「分かるぜ。お前の中、早くイキたいってうねってるもんな。」
「そういうこと・・・言うなっ・・・あっ・・・」
「せっかくだから、いろんなところでイカせてやるよ。」
宍戸が限界が近いということを聞いて、跡部は宍戸のシャツを捲り、左手でぷっくりと膨
らんだ片方の突起を抓み、もう一方に口づける。そして、空いている右手で今にも弾けそ
うなほど大きくなっている宍戸の熱を握った。
「やっ・・・そんな・・・・」
「ほら、イっちまえ。」
左手の指に力を入れ、口づけているそこを吸う。右手も大きく上下に動かし、ビクビクと
震える熱を擦った。
「―――っ!!ああっ・・・あああぁ――っ!!」
全ての刺激は宍戸にとっては最高の快感と認識され、大きく身体を仰け反らせ、跡部の握
っているそれからドクドクと蜜を溢す。まだ絶頂の最中に、内側に熱いミルクが注がれる。
(跡部の出てる・・・気持ちいいっ・・・あっ、また・・・・)
達しているにも関わらず、さらに大きな快感を与えられ、宍戸は声にならない悲鳴をあげ
る。しばらくビクビクとその身を痙攣させ、快感の波が引くと跡部にドサッと寄りかかっ
た。
「おいおい、大丈夫か?」
「ハァ・・・ハァ・・・マジで、気持ちよすぎて・・・死ぬかと思った。」
「はは、そりゃよかったじゃねぇか。そんなにイイ思いが出来たならよ。」
「おう・・・なあ、跡部。」
「どうした?」
「キスして。」
まだ繋がったままの状態で、宍戸は心地よさの余韻を残した表情でそんなことを言う。そ
の表情にドキドキしながらも、跡部は優しくキスをした。甘く優しいキスをしてもらい、
宍戸はこの上のなく幸せな気分を感じながら、そっと目を閉じた。
している間に終わってしまったDVDを別のものに取り替え、二人はソファに座り直し、
冷たい飲み物を飲んでいた。まだ、甘い余韻に浸ったままの宍戸はふわふわとした意識の
中、跡部の肩に頭を預けている。
「今日はやけに甘えてくるじゃねーの。」
「別にそんなことねーし。」
「可愛いから構わねぇけどな。」
「可愛いとか言うな、アホ。」
悪態をつきながらも、宍戸は跡部から離れようとしない。
「なあ。」
「何だ?」
「明日は跡部何限まであるんだっけ?」
「明日は三限までだぜ。」
「だったら、明日は一緒に帰ろうぜ。俺も三限までだし。」
「いいぜ。たまには一緒に帰るのも悪くねぇな。」
一緒に住んでいても、帰る時間が合わないことが多いので、なかなか一緒に帰ることは少
ない。久しぶりに一緒に帰れると、宍戸は素直に嬉しそうな表情になる。
「俺様と帰れるのがそんなに嬉しいのか?」
「な、何でだよ?」
「顔にそう書いてあるぜ。」
「別に俺が嬉しいとかじゃねーし。たまには一緒に帰ってやらねぇと、跡部が寂しがるか
なあって。」
「それは違いねぇな。」
いつも通りな態度の宍戸に、跡部はくすくすと笑いながら答える。素直でないようで素直
な宍戸が本当に可愛いと、跡部の胸はずっとときめいていた。
「ふあぁ・・・ちょっと眠みぃ・・・」
「寝るか?」
「んー、でも、もうちょっと・・・・」
もうちょっと跡部と一緒に話していたいと、宍戸は眠そうな声で言葉を紡ぐ。
「もう寝ちまいそうじゃねぇか。俺も一緒に寝てやるから、そろそろ寝とけ。」
「じゃあ、寝る。」
跡部も一緒に寝てくれるならと、宍戸はゆっくりと立ち上がる。そんな宍戸を支えてやる
かのように跡部も立ち上がった。寝室に移動すると、宍戸はゴロンとベッドに横になる。
「跡部。」
「どうした?宍戸。」
「もう限界だわ。おやすみー。」
眠気がMAX状態であったようで、宍戸は布団に入った途端眠ってしまう。そんな宍戸の
顔を眺め、跡部はふっと笑う。
「そこまで眠かったんなら、さっさと寝りゃいいのに。本当可愛い奴。」
寝息を立てている宍戸の頬に軽くキスをすると、跡部も布団の中に入る。まだ眠くはない
跡部は、すぐ目の前にある愛しい恋人の寝顔をしばらく眺めていた。
END.