はぁー、今日も疲れたなあ。さっさとシャワー浴びて着替えよーっと。
「侑士、俺ちょっとシャワー浴びてきちゃうから待ってて。」
「ほんなら、俺も浴びるわ。」
「マジで?じゃあ、一緒に行くか。」
「ああ。」
あれ?跡部とか宍戸とかはシャワー浴びないのかな?他の奴らももう帰っちゃったみたい
だな。まあ、いいや。早く行こう。
「宍戸、帰るぞ。」
「あっ、ちょっと待てよ跡部!!」
「さっさとしろよ。とろい奴だなー。」
「少しくらい待てよ。すぐ行くから。」
「しょうがねーなあ。今日も来んだろ?うちに。」
「ああ、行く。よし、終わった。じゃあ、行こうぜ。」
そっか。明日、休みなんだっけ。跡部と宍戸、本当最近仲良いよなー。でも、俺と侑士の
方がラブラブだもんね。
「向日。」
おりょ?跡部が俺のこと呼んでる?何の用だろ?
「戸締まりちゃんとしておけよー。それから、お前のロッカーん中にいいもの入れておい
てやったからな。」
いいものって何だろ?戸締まりしとけってことは本当に俺ら以外誰もいないのかー。さて、
シャワーはもうこれくらいでいいかな。
「侑士ー、俺、もう出るけど、侑士はどうする?」
「俺ももう出るわ。ちょっと待ってて。」
「うん。」
岳人の奴、早いなあ。さっきの跡部とかとの会話聞いとると、部室には俺と岳人しか残っ
てへんのかな。早く帰んないと暗くなってまうなあ。
「あっ、侑士。はい、タオル。」
「おおきに。もう部室には誰もいないんか?」
「うーん、そうみたい。早く着替えちゃおうぜ。」
「せやな。」
カチャンッ
あれ、何だろコレ?何か袋と手紙みたいなのが置いてあるぞ。あっ、跡部が言ってたいい
ものってコレのことなのかな?えっと、なになに・・・。
『今の状況ってかなりオイシーんじゃねえのか岳人。お前、忍足と二人きりなんだろ?滅
多にねぇチャンスだ。一度、ここでやってみたらどうだ?多分、もう部室には誰も来ねー
と思うし、心配だったら鍵かけちまえ。そうすりゃ、絶対大丈夫だからよ。どうすりゃい
いかはこの下に詳しく書いといてやったから、それを参考にしろ。ついでにローションと
ゴムも入れといてやったから使うんだったら使いな。・・・・』
ちょ、ちょっと待てよ。何だよこれ〜!?跡部、こんなの置いていって一体何のつもりだ
?いや、でもこれは今までにないビッグチャンスじゃねぇの?これ見逃したら、侑士、絶
対やらせてくれないもんなあ。よし、決めた。俺は今日、男になる!
「な、なぁ、侑士。」
「何や?岳人。」
「あのさ、今、ここでキスしていい?」
「えー、誰もいないんなら別にええけど・・・。」
「じゃあ、遠慮なく。」
えっと、まずはキスから始めて、いつもより深く長くやればいいんだよな?それから、侑
士の弱いところをくすぐるみたいに指で撫でると。つーか、何で跡部が侑士の弱いところ
知ってんだよ。何かむかつくー。でも、得意なことが相手の弱点見つけるっていうのなん
だから、あんまし気にすることないか。
「んっ・・・う・・んんっ・・・・」
何や、岳人の奴。今日はいやにしつこく口ん中探っとるな。それにしても、やっぱ岳人は
キスうまいなあ。もう、体中の力が入らへんもん。でも、ホンマに今日はなんなんやろ?
全然、離す気配ないやん。ちょっと、苦しくなってきたなあ。
「・・・ふ・・・う・・・」
ちょっとやりすぎかな?侑士、ちょっと苦しそう。もうそろそろ離してあげるか。
「ごめん、侑士。きつかった?」
「ハァ・・・大丈夫や。それにしても岳人。何かあったんか?いつもと様子がちょっと違
うで。」
「別に。何でもないぜ。」
試しに首の後ろのとこくすぐってみようかな。確か、侑士の弱いところは首の後ろと腰と
足のつけねだっけ?
「・・・あっ」
な、何て声出してんねん俺!?ただ、岳人の指が首に当たっただけやのに。うわあ、恥ず
かし。どないしよ〜。
「どうしたんだよ?侑士。」
って、何々!?今の侑士の反応。すっげー、ドキドキしちゃったよ。マジで可愛いよ、侑
士ー!!えっ、じゃあ腰とか触ったらどんな反応すんのかな?
「・・・っ!!」
うわあーvv何、今の表情!!メチャメチャいいじゃん。初めて見た。どうしよー、これ
マジでハマるんだけど。
「ねぇ、侑士。今の表情、すっげー可愛い。もっと見せてよ。ねっ、お願い。」
やばい、やばいー。俺、何でこんなに反応しとんのや。岳人の奴、何か今日メチャメチャ
積極的やん。このままだと・・・。
「が、岳人。これ以上はやめた方が・・・」
「いいじゃん。俺、もっと侑士がいい顔してるの見たいー!」
えっと、この位置だと正座すればちょうどいい高さになるかなあ。あっ、ピッタリ。この
位置なら楽にできそう。
「ちょっ、岳人!?何やってんのや!!」
「大丈夫だぜ、侑士。絶対、気持ちよくさせてやるから。」
「ア、 アカン!そんなん汚い・・・あっ・・・」
「さっき、シャワー浴びたばっかじゃん。汚くないって。」
「んっ・・あっ・・・岳人っ・・・」
スゴイ、スゴイ!!侑士のどんどん大きくなってる。これも、やみつきになりそうだ!
「やぁ・・・あぁっ・・・あ・・」
マジでこれはアカンって。何でこんなに岳人うまいんや!?人に口でされるのってこんな
に気持ちイイんかい。あー、もうダメや。すまん、岳人・・・。
「あっ・・・岳人っ・・・・もう・・・っあぁ!!」
「―――っ!!」
ちょっとビックリしたー。うーん、あんまりおいしくねぇなあ。でも、そんなもんかな。
「ハァ・・・ハッ・・・ハァ・・・」
「どうだった侑士?気持ちよかっただろ?」
「すまん、岳人。自分の口、汚してしもうて・・・」
「いいよ。気にすんなって♪それよりさ、侑士。続きしよ?」
続きって・・・。これ以上やったらホンマにヤバイんやないか?痛いのも嫌やし、それ以
前に岳人にこれ以上の知識があるんか。
「これ以上はダメや・・・。」
「何でだよ?絶対痛くしないから。ここまでやったんだからしようぜ。」
「でも・・・」
そんな顔で嫌がられると余計したくなっちゃうな。なーんか、跡部の気持ちがわかってき
たような気が・・・。少しくらい、強引にやってもいいってさっきの手紙に書いてあった
しこのまま進めちゃおー。
「うわっ!!ちょっと、岳人!?」
「本当に大丈夫だから、心配すんなって。」
心配すんなって言われても〜。あー、ズボン完璧にはぎとられてもうたし、これ以上抵抗
したら、岳人がかわいそうやなー。でも、やっぱり、怖いなあ。
「そんな泣きそうな顔すんなよ、侑士。」
「そないなこと言われても、やっぱ怖いやん?」
確かに普通なら絶対使わないようなとこ使うんだから怖いよなー。でも、ちゃんとやれば
痛くないって書いてあったし、頑張ろう!不安にならないようにキスしながら慣らそう。
これを指にいっぱいつけてやればいいんだよな。
「ちょっとだけ、痛いかもしれないけど我慢して。」
「うっ・・・うあっ・・・」
いや、でも思ってたほどでもないなあ。もっと、もの凄い痛いものかと思ってたんやけど。
にしても、岳人の指、何でこんなに濡れてるんや?
「ぅ・・・ん・・・んう・・・・」
そーんなに、痛くてしょうがないってわけじゃなさそうだな。結構、すんなり入っちゃっ
たもんな。確か、前立腺ってとこがあってそこを刺激すると気持ちイイんだっけ?
「・・・ハァ・・っ!!くっ・・・あっ・・・」
「ココ、いいの侑士?」
「あっ・・・あん・・・岳人っ・・・」
何か良さそうじゃん侑士。よかった、痛いのはやっぱやだもんね。それにしても、侑士の
今の顔、すげぇイイ顔だよなー。俺ももうそろそろ限界かなあ。
「ねぇ、侑士。もう入れていい?たぶん、大丈夫だと思う。」
「ええよ・・・もう岳人の好きなようにしいや・・・」
「わかった。ありがと、侑士。」
岳人のはたぶん受け入れられるはずや。今のままなら痛くない。
「くっ・・・ん・・・あぁっ・・・!!」
うそっ、何これ。こんなに簡単に入るものなのー?確かにゴムもつけたけどさー、こんな
にイイなんてかなりビックリだよ。
「あっ・・・スゴイ。侑士の中、熱くてすっげぇイイ。」
「うあっ・・岳人・・・はぁ・・・んっ・・・」
「侑士、俺、侑士のこと大好きだぜ。」
「俺・・も・・・岳人の・・・こと・・大好きや・・・」
何や、メチャクチャ気持ちええやん。こんなにイイなら、またしてもええかな。
「あっ・・・岳人・・・俺・・・また・・イキそ・・・」
「いいよ。イッても。でも、俺はまだだから。」
「あっ・・・あぁっ・・!!」
うわっ、すごい締まる。でも、すごい気持ちイイ。
「ハッ・・・あぁ・・・やっ・・・岳・・人・・・そんなに動かんといて・・・」
「だって、俺まだイッてないもん。侑士ばっかりズルイよ。」
「でも・・・そないにしたら・・・・俺・・変になってまう・・・」
「変になるのはこっちの方だよ。侑士、ムチャクチャ可愛い声で喘いでるし、誘うような
目で俺のこと見るし。もう我慢できねぇ。」
「やぁっ・・・岳人・・・あっ・・・あぁん・・ダメぇ・・・」
どうしてこんなに可愛いんだよー!ホンットおかしくなっちゃいそう。もう、侑士さえい
れば何にもいらないって感じだな。
「岳人・・・がく・・とぉ・・・」
「侑士。俺ももうイキそう・・・。今度は一緒にイこうぜ。」
「ええよ・・・岳人・・好きやで・・・」
「うん。俺も。」
「んっ・・・ああ――っ!!」
「・・・・っ!!」
はぁー、何かすっげぇ幸せーVv全部、気持ちよかったし、侑士の可愛い顔いっぱい見れ
たし、もう最高ー!!
「大丈夫か?侑士。」
「ああ。まあ、何とかな。」
「ゴメンなー。ついつい、ノリで。」
「あー、でも・・・・」
「何?」
「・・・メチャメチャ気持ちよかったで。今度、またせえへん?」
「えっ・・・?」
何々?今、侑士何て言った??また、しようって?やったあ!!ちょーうれしいー!
「だから・・・SEXって気持ちいいなあと思って、またやりたいんやけど?」
「うんうん!!またしようぜ!!今度も絶対気持ちよくさせてやるから!!」
「そりゃ、楽しみやな。」
あー、何か宍戸が跡部を拒まない理由、ようわかったような気がするわ。これは確かに一
度やったらハマるな。
「それにしても、岳人なんであんなにうまいん?この前まで何も知らなかったばずやのに
なあ。」
「えっと、実は・・・」
何やこの手紙・・・・。これは全部あいつの仕業だったんかい。どうりでおかしいと思っ
た。
「跡部の奴。なんちゅーことを。」
「でも、跡部のおかげで気持ちよくできたよな?たぶん、これがなかったら、痛いばっか
りだったと思うぜ。」
「せやなあ。まあ、今回はとにかく跡部に感謝やな。」
「あー!!外、もう真っ暗じゃん。今、何時だよ!?」
「うわっ、もう八時まわっとるで。」
「マジかよ!?早く帰んないと母ちゃんに怒られるー。」
「じゃあ、急いで帰るか。」
「うん。」
今日は大変な一日やったなあ。でも、いい経験したわ。岳人はやっぱり俺の最高のパート
ナーやな。あー、でも明日が休みでよかったなー。絶対明日、腰立たへんもん。
「早く、行こうぜ。侑士。」
「ああ。岳人、戸締まりせんと。」
「そうだった。よし、完璧。行こう!」
「おう。」
さあ、マジで急がないとな。あー、ここで侑士とは別れなきゃ。そうだ、忘れ物♪
「侑士!!」
「何や?岳人。」
ちゅっ
「バイバイのキス忘れるとこだった。じゃあな。そうだ!明日、遊ぼうぜ。」
「別にええよ。じゃあ、10時ごろに岳人んち行くな。」
「おう。じゃあな、また明日。」
「ああ。また明日な。」
明日も侑士と一緒に居られるぜ♪今日は楽しい一日だったなあ。
END.