七夕 ―鉢屋×雷蔵―



    

「何か、三郎の願い事って、すごくらしいけど、かなり恥ずかしい願い事だよね。」
「これ以外、何を願う事がある?これが一番の願いだろう。」
「要するに、三郎はずっと僕と一緒にいたいわけだ。」
「当然だ!私と雷蔵は一心同体だからな!」
「それだったら、僕の願い事は必然的に叶うんだろうなあ。」
「今回は随分素直に書いてくれたな。しかも、そんなに悩んでいるようには見えなかったし。」
「べ、別にいいだろ!僕だって・・・三郎のことすごく好きなんだから。」
「嬉しいこと言ってくれるじゃないか。雷蔵の願い事は絶対叶えてやるからな!」
「僕も三郎の願い事が叶うように協力するよ。僕あっての願い事だもんね。」
「そうだな。これからもずっと一緒にいような、雷蔵。」
「うん。」



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