| 跡部へ。 |
| スペース |
| バレンタインに手紙送るなんて、そんなこと聞いたことねぇぜ。 |
| でも、跡部がどうしてもっつーんなら、まあ、書いてやってもいいけど。 |
| スペース |
| とは、言ったものの、手紙って何書きゃいいんだ? |
| お前、俺がこういうの苦手だってこと知ってんだろ。 |
| 変な文章になっても文句言うなよ! |
| スペース |
| バレンタインだからな、お前のことどう思ってるかと書けばいいのか? |
| もし、そうだとしたら、やっぱ、お前のことは好きだと思ってるぜ。 |
| 跡部は、テニスもうまいし、カッコイイし、ちょっと俺様なとこもあるけど、 |
| ちゃんとみんなのこと考えてて、優しいところもあるし・・・ |
| それに、こんな俺のこと好きだって言ってくれるしな。 |
| 跡部にはいろんなことで全然かなわなくて、 |
| 悔しいって思うこともたくさんあるけど、尊敬してることもたくさんある。 |
| 跡部に対してはいろんな気持ちが混ざってて、気がついたら、 |
| いつも跡部のこと考えてるって感じ。 |
| でも、一番大きい気持ちってのは、やっぱり、跡部が好きって気持ちかな? |
| ・・・何か俺、すっげぇ恥ずかしいこと書いてる気がする。 |
| スペース |
| 跡部といると、体験したことないことがいっぱい出来て面白いと思ってるぜ。 |
| まあ、時々、それはないだろって思うこともあるけど。 |
| それでも、やっぱ、面白いとか楽しいの方が上かな? |
| もちろん、特に何にもしないで、ただ跡部と一緒にいるだけの時間も好きだぜ。 |
| 何かするとドキドキするし、何もしてないで一緒にいると安心するし。 |
| 何か変だよな。 |
| でも、これは本当なんだよ。 |
| 好きって気持ち、面白いよな。 |
| スペース |
| うーん、俺が手紙書くとやっぱり意味分かんねぇ文になっちまう。 |
| とりあえず、思ってることはだいたい書いたつもりだけど。 |
| 最後にちゃんともっかい書いとくか。 |
| 俺は跡部のこと激好きだぜ!跡部と一緒にいる時間も大好き! |
| だから、これからもよろしくな!! |
| スペース |
| 宍戸より。 |