「うわあ、随分ひどくなってきちゃったね。」
医務室の窓から外を見つつ、伊作は医務室でお茶を飲んでいる文次郎に話しかける。昨日
から数日間の休日で、学園内にはかなり少ない人数しか残っていなかった。
「こりゃ出かけた奴らは戻ってこれねぇかもな。」
「そうだね。こんなに吹雪くなんて思ってなかったよ。」
今日は朝から雪が降り始めていたが、夕方に近いこの時間になり、急に勢いが増し、まさ
に吹雪と言ってもいい状態になっていた。文次郎と伊作の他にも学園内に残っていた者が
いたが、用事があったり、鍛錬をしに行ったりで外出していた。もちろん今日中に帰って
くる予定ではあったのだろうが、この吹雪では学園へと戻ってくるのは不可能であった。
「まあ、街に行ったり、金楽寺へ行ったりする奴らばっかだからな。何とかしてるだろ。」
「確かに。上級生だし、そこまで心配することはないか。下級生がいたら、ちょっと心配
だけどね。」
「そうだな。下級生はほとんど帰省しちまってるし、今回は先生方も実家に戻ってる人が
多いからな。そこは問題ねぇだろ。そう考えると、今日学園内に残ってるのは、俺とお前
だけになるってことか。」
文次郎の言葉に、伊作はほんの少しだけドキっとする。今、この忍術学園には自分と文次
郎の二人きり。その事実が伊作の胸をときめかせた。
「二人っきりってことかあ・・・・」
「何だよ?不満か?」
「い、いや、そんなことないよ!」
「・・・・・個人的にはちょっとラッキーだなって思ったりしてるけどな。」
「えっ?」
「なんでもねぇよ。」
学園に二人きりということが嬉しいと思っているのは、伊作だけではなかった。文次郎も
この状況をいいものとして捉えている。
「ちょっとお腹空いてきちゃったなあ。文次郎、食堂行って何か食べない?」
「別に構わねぇけど、食堂のおばちゃんもいねぇから自分達で作らなきゃだぞ。」
「分かってるって。今日はぼくが作ってあげる。」
とりあえず何かしようと、伊作は文次郎を食事に誘う。誰もいない食堂へ向かい、二人は
夕食を食べることにした。
「材料は意外といろいろあるみたいだな。」
「何作る気だ?」
「そんなに大したものは作れないから、雑炊にしようかと思うんだけどどうかな?」
「構わねぇぜ。寒いからちょうどいいかもしれないな。」
いつもは忍者はどんな食べ物でも食べれなければいけないと、暖かいものも冷たくして食
べている文次郎であるが、さすがに今日は暖かいものを食べたいらしい。作るものは決ま
ったと、伊作は早速雑炊を作り始める。
「何か手伝うか?」
「ううん、大丈夫。文次郎は座って待ってて。」
「おう。何かあったら言えよ?」
「うん。」
伊作が台所に立ち、文次郎は食堂の椅子に座って出来上がるのを待つ。しばらくすると、
食堂中にいい匂いが漂ってくる。
「美味そうな匂いがしてきてるな。」
「もうちょっとで出来るよ。」
それから程なくして雑炊は出来上がる。お椀にたっぷり雑炊を入れると、伊作は箸と一緒
に文次郎のところまでそれを運んだ。
「はい、どうぞ。」
「ありがとな。へぇ、なかなか美味そうじゃねぇか。」
「別に変なものは入れてないからね。普通に作ってたらそれほど失敗することはないよ。」
文次郎に褒められ、恥ずかしそうにはにかみながら伊作はそう答える。冷める前に食べよ
うと、二人は熱々の雑炊を食べ始めた。
「味もなかなかだぜ。」
「うん、確かに結構うまく出来たかも。」
「意外とお前、料理出来るんだな。」
「そんなことないよ。雑炊なんて誰でも作れるって。」
「誰でも作れるけど、味がどうかってのはやっぱ作る奴によるだろ?」
「そうかな?」
「ああ、とにかく俺はお前の作った雑炊好きだぜ。」
「あ、ありがとう。」
自分の作った料理を好きだと言われて、伊作は照れつつもとても嬉しいと感じる。雑炊を
食べることで体温は上がるが、文次郎の言葉にも伊作の体と心は温められた。そして、今
日はもっともっと文次郎と一緒にいたいという気持ちがふつふつとわき上がってくる。
「あのさ、文次郎・・・」
「ん?何だ?」
「二人きりなのに、別々の部屋で寝るとか寂しいから、今日はぼくの部屋に泊まりに来な
い?」
ここまで率直な誘いを受けるとは思っていなかったので、少々驚く文次郎であったが、断
る理由など一切ない。部屋に泊まりに来ないかという伊作の誘いに、文次郎は快く応じた。
「いいぜ。一人で寝るよりはあったけぇだろうしな。」
「本当!?よかったあ。」
文次郎が部屋に泊まることを了解してくれたので、伊作は本当に嬉しそうに笑いながらそ
う言う。そんな伊作を見て、文次郎は思わずときめいてしまう。
(くそ、可愛いじゃねーかっ。)
「じゃあ、ご飯食べ終わって、片付けしたらぼくの部屋に行こう!」
「その前に風呂沸かして入らねぇか?直接温まった方がよりいいだろ。」
「あ、確かにそれはそうかもね。じゃあ、片付けして、お風呂入って、それからぼくの部
屋へ行こうか。」
「ああ。」
これからの予定をざっと決めると、二人はとりあえず雑炊を食べ進める。夕食をしっかり
取り終えると二人はお風呂へ温まりに行くことにした。
ゆっくりとお風呂で温まった文次郎と伊作は、寝巻きに着替え伊作の部屋へと向かう。相
変わらず伊作の部屋は薬の匂いがし、他の部屋とは明らかに違う雰囲気を醸し出していた。
「薬くさくてゴメンね。」
「確かに少しにおうが、気になるほどではねぇ。」
「そう?留三郎はいつもくさいくさいって言ってくるんだけど。」
「アイツの言うことなんて気にすんな。」
「あはは、そうだね。まあ、ちょっとでも匂いがマシになるようにお香でもたいておくよ。」
そう言いながら、伊作は用意していた香に火をつけ、枕元に置く。しばらくすると、甘い
花のような香りが辺りにたちこめ、薬くささは気にならなくなる。
「その香、結構匂い強いな。」
「この匂いは苦手?」
「いや、そんなことはねぇ。」
「そっか。それならよかった。」
ニコッと笑う伊作に、文次郎は若干ムラっとしてしまう。部屋に来ていきなりそれはない
とそういう気分を必死で抑えようとするが、何故だかそういうことがしたくてたまらなく
なってくる。
「確か押入れにもう一つ枕があったと思うんだよね。文次郎の分も出すからちょっと待っ
てね。」
「あ、ああ。」
「あ、あった。布団は一つでよくても枕はもう一つあった方がいいもんね。」
枕を手に伊作は文次郎にそれを渡そうとする。押入れから布団へ戻ろうとした時、布団の
端につまずき、伊作は布団へダイブするように転びそうになる。
「うわっ・・・」
ドサっ!!
「っと、危ねぇなあ。大丈夫か?」
地面に着く前に伊作の体を文次郎が受け止める。文次郎に抱きかかえられているような状
況に、伊作の胸はひどく高鳴った。
「う、うん。大丈夫。」
「そうか。それならよかった。」
布団の上での近すぎる体勢。そんな状況に我慢出来なくなったのは、伊作の方であった。
「あー、もう我慢出来ない!!」
「えっ・・・?」
「文次郎。」
「な・・・っ!?」
目の前にある文次郎の唇にちゅっと自分の唇を重ねると、伊作は顔を紅潮させ、潤んだ瞳
で文次郎を見つめる。
「・・・したい。」
誘うようにそう言われてしまっては、文次郎も我慢出来なくなる。今日はこの学園には自
分達二人しかいないし、この吹雪では他の城の忍者がやってくるということもない。こん
な機会は滅多にないと、二人は心ゆくまでそういうことをしようと頷き合った。
「ふっ・・・んんっ・・・んっ・・・んぐっ・・・・」
立っている文次郎の寝巻きの裾を大きく開き、伊作はその中心で頭を前後に動かしている。
そんな伊作の頭に手を置き、文次郎は軽く呼吸を乱していた。
「そんなに奥までしたら苦しくねぇか?」
「ふ・・はっ・・・ん、大丈夫・・・・」
「俺的にはすげぇ気持ちいいからいいんだけどよ、あんまり無理すんなよ?」
自分のことを気にしてくれている文次郎の言葉を聞いて、伊作は嬉しくなる。もっと文次
郎のことを気持ちよくさせたいと、もう一度文次郎の熱を咥え直し、先程より動きを激し
くする。
「くっ・・・そんなにされたら・・・・」
限界だと感じ、伊作の頭を自分のモノから離そうとするが、伊作はしっかりと咥え込み、
決してそれを口から離そうとはしなかった。
「伊作っ!」
切羽詰まったような声と共に口の中へと熱い雫が放たれる。口の中のそれを伊作は嬉々と
して嚥下する。
「ふはぁ・・・ハァ・・・ハァ・・・・」
「飲んじまったのか?」
「うん。ぼく、文次郎の結構好きだよ?」
口を拭いつつ、ニッと笑いながらそんなことを言う伊作に、文次郎の顔は真っ赤に染まる。
こういう反応をされるのもいいなあと思いつつ、伊作は文次郎の寝巻きの裾をぐいっと引
っ張りその場に座らせた。
「どうした?」
「文次郎のしてて・・・ぼくもね・・・・」
「お、おう・・・」
「次は文次郎が・・・ぼくのして・・・?」
もじもじしながら伊作はそう口にする。あまりに可愛らしくしかし率直に自分のして欲し
いことを言う伊作を前に、文次郎の心臓はもう爆発寸前だった。既にトロトロと蜜を溢し
始めている伊作の熱をぎゅっと握り、文次郎はゆっくりと手を動かし始める。
「あっ・・・ん・・・・」
「あんまり可愛い顔見せられると、加減出来なくなっちまうぞ。」
「ふふ、嬉しいこと言ってくれるね。大丈夫。文次郎にならどんなことされても平気だか
ら・・・んんっ・・・ちょっ・・・いきなりそんなっ・・・・」
「前言撤回ってのはなしだからな。」
伊作のかなり乗り気な発言に、文次郎もその気になる。前を激しく擦ると同時に、後ろも
慣らし始める。予想以上に激しくされ、伊作はビクビクと震えながら、文次郎の寝巻きを
ぎゅうっと掴む。
「はあっ・・・あんっ・・・文次郎・・・激しっ・・・・」
「俺にならどんなことされても構わねぇんだろ?」
「う・・うんっ・・・・あっ・・・そこっ・・・いっ・・・・」
「本当、そんな顔見せられたら、もっとひどいことしたくなっちまう。」
内側の一番弱いところをぐりぐりと指で責められ、伊作はもう何も考えられなくなるほど
の快感を感じていた。
「あっ・・・気持ち・・い・・・文次郎っ・・・・ひあっ・・・!」
「どっちがいいんだよ?こっちか?それともこっちか?」
「ああぁんっ・・・ど、どっちも・・・どっちも気持ちよくて・・・あっ・・・も・・・」
「イクんなら、ちゃんとイクって言えよ?」
「ああぁっ・・・もうイクっ・・・文次郎・・・イっ・・くぅ・・・!!」
イイとこばかりを突いてくる文次郎の責めに、伊作はあっという間に達してしまう。濃い
蜜を文次郎の手に出すと、伊作はくたっと布団の上にその身を預ける。
「ハァ・・・ハァ・・・」
「何か今日のお前、いつもよりエロい気がする。」
「そう?でも、それは文次郎だって一緒でしょ?」
「そ、そうか?」
「うん。そうじゃなきゃ、こんなに発情したりしないもん。」
「それはこっちの台詞だ。」
手についた伊作の蜜を舐め取った後、文次郎は伊作に口づける。お互いの蜜の味が残る状
態でのキスにどちらもどうしようもなく興奮してしまう。
「んっ・・・んん・・・んぅっ・・・・」
(ああ、どうしようなんか・・・今日は・・・)
(変な味なのに、なんかすげぇドキドキして・・・)
「伊作・・・」
「はぁ・・・何、文次郎・・・?」
「もう、お前ん中に入りてぇんだけど。」
「奇遇だね。ぼくも早く入れて欲しいと思ってた。」
したいことして欲しいことが一致したということで、二人はくすっと笑う。仰向けに横に
なっていた伊作であったが、くるっとその体を反転させ、四つん這いの体勢になった。
「今日はこうがいいんだけど、ダメかな?」
振り向きざまにそう言われ、文次郎の下半身は素直に反応してしまう。既にかなり着乱れ
ている寝巻きをぐいっとめくり上げると、文次郎はぐっと伊作の双丘の間にすっかり硬く
なっている熱を押し当てた。
「ダメなわけねぇだろ。入れるぜ。」
「んっ・・・ふぁ・・・ああぁっ・・・!!」
「ハァ・・・この体勢だと、がっつり奥まで入っちまうな。まだ、少しキツイけどよ。」
「はっ・・・ぁ・・・文次郎の・・・全部入っ・・・」
「ああ。お前の中、すげぇ熱くていい感じだぜ。」
そう言いながら、文次郎は一旦腰を引き、抜けてしまう寸前のところで再び伊作の中に楔
を埋め込む。内側が大きく擦られる感覚に、伊作はガクガクと下肢を震わせた。
「ああっ・・・ふあぁんっ!!」
「ふっ、奥まで突っ込むとすごい締まるな。そんなに俺のを取り込んでたいのかよ?」
「う・・うんっ・・・抜いて欲しくない・・・」
「でも、動いた方が気持ちイイんだろ?」
「あっ・・・ひあっ・・・ん・・・・うんっ・・・うん・・・」
伊作の腰を捉え、文次郎は大きく動く。文次郎の熱が入ったままその内側を抉られる感覚
に伊作は言葉には言い表せないほどの恍惚感を感じていた。
(どうしよ・・・今日、いつもより気持ちいい・・・)
「ハァ・・・あっ・・・もんじろっ・・・文次郎っ・・・」
「どうした?」
「もっと・・・いっぱい・・・中・・・・」
「もっと動いて欲しいってことか?」
「んっ・・・ああっ・・・うんっ・・・いっぱい・・・して・・・・」
(やっぱ、今日の伊作、いつもよりエロいよなあ。)
そんなことを考えつつ、文次郎は伊作のリクエスト通り激しく動いてやる。いいところに
当たれば、中がぎゅっと締まり、文次郎もかなりいい感じに感じることが出来る。伊作が
高まれば高まるほど、文次郎に与えられる刺激も強くなり、だんだんと余裕がなくなって
くる。
「くっ・・・伊作、そろそろヤベェ・・・」
「あっ・・・ぼくも・・・すごく・・・イキそ・・・」
「―――っ・・・伊作っ!!」
「あっ・・・ああぁ――っ!!」
パタパタと布団の上に伊作の放ったものが落ちると同時に、伊作の中にも文次郎の熱が放
たれる。
(お腹とお尻が熱い・・・ああ、でも・・・すごく気持ちイイ・・・・)
自分の内側で文次郎の熱を感じながら、伊作はうっとりとしながらしばらく絶頂の余韻に
浸る。文次郎はすぐには伊作の中から自身を抜かず、伊作の中に在る心地よさを存分に味
わった。
結局一回だけでは満足出来ず、体位を変えて数回した二人であったが、心ゆくまでそうい
うことをすると、しっかりと寝巻きを着直し、お互いの体を温め合うように布団に入る。
「やっぱ、あーいうことすると、暑いと感じるくらいに体が温まるね。」
「そうだな。外では雪が降ってるのに、全然寒いなんて感じねぇもんな。」
「今日は文次郎といっぱい出来たし、こんなふうに二人で寝れるし、大満足♪」
「そうか。まあ、俺としてもかなり今いい気分だな。」
布団の中で向かい合いながら、二人はそんな会話を交わす。する前にたいたお香は既に消
え、薬くささの中にほのかな花の匂いを残す程度となっていた。
「そういや、今日は二人きりってのを意識してたからか、妙に始めからムラムラしてたん
だよな。別にそんなつもりはなかったんだけどよ。」
「ああ、それはたぶんお香の所為だよ。」
「は?どういうことだ?」
「する前にたいてたお香ね、軽く催淫効果があるみたいなんだ。」
いつもの笑顔でさらっとそんなことを言う伊作に、文次郎は唖然としてしまう。まさかそ
んな効果があるお香をたいているとは思ってもみなかったので、ただただ驚くしかなかっ
た。
「お前、それ分かっててその香をたいたのか。」
「んー、知ってたけど、そこまで効果があるとは思ってなかった。だから、思ったよりそ
ういう気分になっちゃってビックリした。」
「どおりで。」
自分が始めからそういう気分になっていたことと、伊作がいつも以上にエロく感じたこと
の理由が分かり、文次郎は納得する。
「まあ、そのおかげでいつもより気持ちよかったし、そうしてよかったなあと思うよ。」
「そうだな。」
会話が一段落つき、ふと短い沈黙が訪れる。何も話していないと、全く音がなく、驚く程
静かであった。
「何か・・・喋ってないと、すごく静かだね。」
「雪が降ってるからな。雪が音を吸いとっちまってるんだろ。」
「そっかぁ。こんなに静かだと、一人でいたらきっと寂しいんだろうな。」
「でも、今は一人じゃねぇだろ。」
「うん。文次郎がいてくれて本当によかったよ。こんな状態で一人じゃ、寂しくて眠れな
いもん。」
「ガキじゃねぇんだから、さすがにそれはねぇだろ。」
子供っぽいことを言う伊作の言葉に文次郎は苦笑する。しかし、伊作はかなり本気でそう
思っていた。
「そんなことないよ。学園内に自分一人しかいなくて、外は物凄い雪が降ってて、すごく
寒くてこんなに静かだったら、やっぱなかなか眠れないと思うな。」
「・・・そう言われたら、確かにそうかもしれねぇな。」
伊作の言った状況をリアルに想像すると、確かにキツイなあと文次郎は伊作の言葉に頷く。
文次郎が同意してくれたことが嬉しくて、伊作はぎゅうっと文次郎に甘えるように抱きつ
く。
「でしょ?だから、今日は文次郎とこうやってくっつきながら寝るんだ。」
「仕方ねぇなあ。今日は二人きりだし、存分に甘えさせてやるよ。」
「やった。文次郎もぼくのことぎゅうってしていいからね!」
二人きりなのをいいことに、いつも以上に甘えてくる伊作を文次郎は心底可愛いと思う。
今日は寒さなぞ微塵も感じず、いい夢が見れそうだと思いながら、文次郎も伊作も互いの
ぬくもりを感じながら、ゆっくりと目を閉じた。
END.