Snug Days ― 化学室�� ―

忍足のところまで戻ってくると、岳人はすっと忍足の頬に手を添える。ほんの少し岳人の
指先が触れただけでも、忍足はピクンと身体を震わせた。
「何か本当猫みてぇ。」
「なあ・・・さっきから体がえらい熱いんやけど・・・」
「そりゃそうだろ。そういう効果もあるわけだし。」
「それに岳人に触られると、力が抜けて・・・」
「全部、俺に任せとけよ。絶対よくしてやるから。」
ぽーっとしている忍足に岳人は自信満々に言う。体に力が入らず、何も出来ない忍足はと
にかく岳人の言う通りにするしかなかった。そんな無抵抗状態の忍足に、岳人はちゅっと
キスをして、耳元で囁く。
「侑士。」
「んっ・・・岳人っ・・・」
「顔真っ赤で超可愛いぜ。服、脱がすけどいいよな?」
「やぁ・・・耳元で喋るなぁ・・・」
耳に岳人の吐息が触れるたびに忍足は、小さく震える。岳人が近くにいることで、マタタ
ビに酔ったような状態が途切れない。いいようもない気持ちよさに酔わされながら、忍足
はぼんやりと岳人のすることを眺めていた。いつの間にかワイシャツのボタンは全て外さ
れ、白衣の間からは程よく引き締まった体と胸の小さな飾りが覗いている。
「侑士の肌って、綺麗だよな。」
露わになっている肌に触れ、岳人は呟く。少しの曇りもないその肌に無性に自分のモノだ
という証を付けたくなる。そんなことを考えながら、岳人は忍足の鎖骨の辺りに口づける。
そして、跡がつくほどに強く吸い、くっきりと赤い花びらのような跡を残した。
「んっ・・・ぁ・・・」
「へへ、マーキング。侑士は俺のだもんな。」
「そんなんつけんでも・・・分かってるで、そないなことは。」
「俺がつけたいの!」
「そないなところは、やっぱ、子どもっぽいなあ・・・」
ふっと笑って忍足がそんなことを呟くのを聞いて、岳人は少しバカにされたように感じる。
「子どもじゃねぇもん。」
不機嫌そうに膨れながら、岳人はまだそこにあるだけの赤い突起を口に含み、カリっと歯
を立てる。突然の大きな刺激に、忍足は椅子から落ちそうになるほど身を捩る。
「ひあっ・・あぁっ!!」
「子ども扱いしたからお仕置きな。俺が飽きるまでやめない。」
「嫌やっ・・あっ・・・ひ・・んっ!」
忍足の言葉に臍を曲げた岳人はこれでもかと胸の突起を弄り回す。甘噛みをしたり、ちゅ
うちゅうと音をわざと立てるように強く吸ったり、舌で転がしたりする。そんな刺激を絶
え間なく与えられ、忍足は息を乱し、ひっきりなしに声を上げる。
「ハァ・・・ふっ・・あ・・・岳人ぉ・・・」
「何?侑士。」
「もう・・・そこばっか・・・嫌やぁ・・・」
「だって侑士が悪いんだぜ。」
「さっきのことは・・・謝る・・・からぁ・・・だから、やめ・・・」
ポロポロと泣きながらそんなことを懇願され、岳人はさすがにちょっと虐めすぎたかなあ
と感じる。そこまでひどくするつもりはなかったので、岳人は忍足の胸の飾りを弄るのを
やめた。
「そこまで嫌だと思うんだったら、やめてやるよ。」
やっとやめてもらえ、忍足は安堵の溜め息を漏らす。しかし、敏感な突起を弄られていた
ために、身体は嫌というほど疼いていた。
「はぁ・・・岳人ぉ・・・」
その疼きを何とかして欲しいと、忍足は縋るような目で岳人を見つめ、きゅっと岳人のワ
イシャツを掴む。そんな忍足の仕草に岳人はドキンと胸が高鳴った。
「な、何?侑士。」
「他のとこも・・・して欲しい・・・」
上目遣いでそんなことを言われたら、理性がぶっ飛んでしまうと思いつつも、岳人は何と
か堪えた。まだ余裕がないところを見せたくないのだ。上擦りそうになる声をどうにか誤
魔化しつつ、岳人は冷静を装って口を開いた。
「じゃあ、机の上に座れよ。」
その方がやりやすいだろうと思い、そんなことを忍足に言う。力の入らない体でゆっくり
と立ち上がり、忍足は言われた通り、机の端に腰かけた。
「これで、ええ・・・?」
「うん。」
忍足を机に座らせると、岳人は先程まで忍足が腰かけていた椅子に座る。
「あと、下に穿いてんの全部脱いで。」
「えっ・・・そんなん・・・恥ずかしい・・・」
「して欲しいんでしょ?侑士。」
岳人にそう言われ、忍足は羞恥心を上回る体の疼きを感じる。ドキドキと緊張感と羞恥心
に胸を高鳴らせながら、忍足は下に穿いていたものを全て脱ぎ去った。肌が直接机に触れ、
何も穿いていないという状態を強く意識させられる。
「ハァ・・・」
「へぇ、もうこんなになってんじゃん。」
「やっ・・・そんなに見んといて・・・」
「やーだよ。蜜たっぷりで、超うまそう。」
目の前にさらけ出された忍足のモノを見て、岳人は舌なめずりをする。そして、アイスキ
ャンディーを食べるかのようにそれをパクッと口に含んだ。
「ひゃあんっ!!」
その瞬間、忍足は背中を仰け反らせ岳人の赤い髪を掴む。そんなことはお構いなしに、岳
人はちゅぷちゅぷと音を立てながら、忍足のそれをじっくりと味わった。
「あっ・・・はあ・・・んっ・・・が、岳人っ・・・」
「侑士のコレ、どんどん蜜が溢れてくるぜ。」
「ひぅっ・・・やっ・・・あ・・・」
「そんな気持ちイイんだ。へへ、何か嬉しい♪」
忍足があまりにもよい反応を示してくれるので、岳人は俄然やる気になる。もっと気持ち
よくしてやろうと先程より深く忍足の熱を咥え込んだ。
「んんっ・・・ああっ――!!」
極限まで高まっていた忍足の熱は岳人の口の中で弾けた。忍足のミルクが口いっぱいに広
がるのを感じ、岳人はどうしようもなく興奮する。放たれたミルクを喉を鳴らして飲み込
むと、岳人は忍足のそれから口を離し、口元を緩ませた。
「可愛い侑士。俺の口、そんなに気持ちよかった?」
「ハァ・・・う・・ん・・・」
「嬉しいぜ、侑士。」
息を乱しながら、素直に頷く忍足に岳人はニッコリと笑いかける。そして、次の準備をし
ようとガタンと椅子から立ち上がった。
「なあ、侑士、ちょっと目つぶってて。」
「何で・・・?」
「いいから。」
準備をするのを見られたくないと、岳人はそんなことを言う。少し不安であったが、岳人
に酔わされている忍足は素直に目を閉じた。忍足がちゃんと目を閉じているのを確認する
と、岳人は先程の自分に吹きかけた薬と同時進行で作っていた薬を試験管立てから抜きと
った。そして、それを忍足のもとまで持ってゆく。
「もう目開けてもいいぜ、侑士。」
「何かしたん?」
「ううん、別に。」
「そうか?」
「大丈夫、危ないことはしないから。心配しないで。」
試験管を隠しながら岳人は笑顔で言う。だったらどうして目を閉じさせたのだろうと不思
議に思いながらも、それ以上は特につっこまなかった。
「そろそろコッチの方慣らしたいんだよね。座ったままだとやりにくいからちょっと仰向
けになってもらってもいい?」
「別に構わんけど・・・・」
岳人の率直な言葉に恥ずかしさを感じつつも、忍足は机の上に仰向けになる。岳人に秘部
を晒すのが恥ずかしいと忍足は膝をくっつける。
「侑士、それじゃ何にも出来ないぜ。ちゃんと足開いて。」
「うぅ・・・・」
どうしても岳人の言うことには逆らえない。おずおずと足を開くと、岳人が悪戯っ子のよ
うな笑みを浮かべているのが見える。
「侑士のココ、本当綺麗な色してるよな。」
試験管を持った手とは逆の手で岳人は忍足の秘部をなぞる。その感覚にも忍足はヒクンと
身体を震わせた。
「あっ・・・」
「ちょっと触っただけでヒクヒクいってる。早く入れて欲しいって言ってるみてぇ。」
「そ、そないなことなっ・・・・」
「俺にかかってるマタタビで、十分気持ちよくなれるかもしれないけど、もっと気持ちい
い方がいいよな?」
「えっ・・・?」
「初めはちょっとだけ痛いかもしれねぇけど、すぐによくなるから。」
意味深な岳人の言葉に忍足は若干の恐怖を覚える。そして、次の瞬間、まだ閉じたままの
蕾に大きな衝撃が走った。
「ひっ・・・痛っ・・・!」
「まだちょっと痛いかもだけど我慢な。今から最高に気持ちよくしてやるから。」
何が起こったのか分からず、忍足は恐る恐る岳人の手元に目をやる。そこにはピンク色の
液体が入った試験管が握られている。その試験管が傾けられらのと同時に、忍足はトロッ
とした液体が自分の中に入ってくるのを感じた。
「ひあっ・・・!!」
試験管の中身が全てなくなると、岳人は忍足の中から試験管を抜いた。トロトロの液体を
たっぷり飲み込んだ忍足の蕾はきゅっとその口を閉じつつも、ピクピクと震えている。
「が、岳人・・・何したん・・・?」
「人間版マタタビの他に、媚薬も作ってみたんだよねー。それをちょっと入れてみた。即
効性だからすぐに効いてくるはずなんだけど・・・」
そう言いながら、岳人は試験管の底で忍足の蕾を軽く突いてみる。思った以上にそこは柔
らかく濡れており、少しの力を加えただけで、試験管の先を飲み込んでしまった。
「あぁんっ!!」
「すっげぇ。ほとんど慣らしてねぇのに簡単に入っちまった。」
「あっ・・・岳人・・・そこ熱いっ・・・!!」
「じゃあ、この試験管で少し冷やしてやろうか?」
ニヤリと笑って岳人はより深く持っていた試験管を差し込む。冷たいガラスで中を擦られ
る感覚は、何とも形容し難い快感を呼び起こす。
「侑士ん中、超トロトロになってるぜ。ほら、すげぇ音してるし。」
「あっ・・・はっ・・・やぁ・・・あんっ・・・」
岳人が試験管を出し入れするたびに、くちゅくちゅと濡れた音が響く。その音と内側を擦
られる感覚に忍足は激しく喘ぐ。
「いやっ・・あぅ・・・岳人っ・・あっ・・ひぅんっ!!」
「こんな試験管で感じまくってるなんて、侑士超エロい。」
「やっ・・・違っ・・あ・・・あんっ・・・」
「もうこんな細いのじゃ足りないだろ?侑士。なあ、俺のが欲しいって言ってみろよ。」
いつもの幼さ全開の表情からは想像出来ないような妖しい笑みを浮かべながら、岳人は言
う。そんなセリフと岳人の表情に、忍足はどうしようもなく興奮してしまう。
「・・・も・・・岳人の・・・欲し・・・お願い・・・俺ん中・・・・ぐちゃぐちゃに、
掻き回してぇ・・・・」
「よく出来ました。」
忍足が自分を求める言葉を発すると、岳人は忍足の中から試験管を抜き、すっかり硬くな
った自分の楔を突き入れる。あまりの忍足の中の熱さと、程よい締め付けに岳人は思わず
声を漏らす。
「くっ・・・う・・・」
「ああぁっ・・・あっ・・・はぁっ・・・」
「侑士の中、すっげぇ熱くて火傷しそう。でも、超気持ちイイ。」
「岳人ぉ・・・中・・もっと・・・擦ってぇ・・・・」
岳人の身体から香る人間版マタタビと媚薬の所為で、忍足の理性はとっくのとうに崩壊し
ていた。ここが学校内の一つの教室ということも忘れて、岳人を求め、喘ぎまくる。そん
な忍足に岳人はもうメロメロだった。
「今回の実験も完璧だな。そう思わねぇ侑士?」
「はぅ・・・あっ・・・せやなっ・・・」
「実験も100点?」
「こんな・・・気持ちええんなら・・・120点でも・・・150点でもあげたい・・・
くらいや・・・」
「はは、さっすが侑士。でも、俺的には侑士の可愛さは1000点あげてもいいくらいっ
て思うけどな。」
「そりゃ・・・嬉しいなぁ・・・」
激しい快感の波に揺られながら、忍足はふっと笑って呟く。その笑顔に岳人は撃沈。もう
自分では止められないと思うくらいに忍足の中を激しく擦り上げた。それが忍足にとって
も最高の刺激となり、よりよい反応を岳人に示す。それが相乗効果となって、二人をあっ
という間に高みへと突き上げた。
「ハァ・・・侑士っ・・・俺、もう限界っ!!」
「あっ・・・ひあっ・・・俺も・・・も・・・アカンっ・・・」
「じゃあ、一緒に・・・一緒にイこうぜ、侑士。」
「んっ・・ああ・・・岳人っ・・・岳人っ――・・・っ!」
熱くトロトロになっている忍足の中が、岳人の出した熱い蜜によってより満たされる。身
体の内側から溶けてしまいそうなほどの快感に、忍足はこれ以上のないほどの甘い喘ぎ声
を上げ、岳人と共に達した。岳人の熱を内側で感じつつ、忍足はこんな実験だったらいつ
でも付き合ってもいいなあと、心の中でポツリと呟いた。

忍足がぐったりと机の上で横たわり、体を休めている間に、岳人は汚してしまった床や机
を掃除し、試験管などの実験器具を片付けていた。ある程度片付け終わると、岳人は忍足
の寝ている机に腰かける。
「侑士、平気か?」
「あー、まだ少しだるいけど平気やで。中も岳人がちゃんと処理してくれたし。」
「そこはちゃんとしないとな。侑士が後できつくなっちゃうのはやだし。」
「せやな。・・・よっと。」
いつまでも横になっていられないと、忍足は重い体を起こす。眼鏡をかけ直すと、すぐ横
にいる岳人の肩に顔を埋めた。
「わっ、どうしたんだよ!?」
「あー、まだやっぱだるいわー。」
「ご、ゴメンな。やっぱ、もうちょっと自粛すべきだった?」
「なーんて冗談やで。まあ、確かにまだだるいけど、それほどキツイってわけやないし。」
「何だよー、ビックリさせんな。」
「何や、もうマタタビの効果なくなってるんやな。」
これだけ顔を近づけているのに、もうアルコールに酔ったような感じはしない。ちょっと
残念というニュアンスを含んだように忍足は言う。
「そりゃそんなに効果が持続するもんじゃねぇし。何だったらもっかい吹きかけとく?」
「い、いや、それは遠慮しとくわ!これ以上されたら、ホンマに帰れなくなりそうやし。」
「ははは、もうあーいうことはしねぇよ。まあ、侑士がどうしてもって言うんならしてや
るけど?」
「いやいや、ホンマにもう無理やって。」
「分かってるって。そんなに侑士に無理させようなんて思ってねぇし。」
ケラケラ笑いながら岳人はそんなことを言う。そして、肩にもたれかかっている忍足の頭
をポンポンと撫でると、背中へ腕を伸ばしぎゅうっとその体を抱きしめた。
「わっ・・・」
「もう少し休んだら、一緒に帰ろうぜ。」
「今、何時?」
「もう8時近く。」
壁に掛かっているいる時計を見ながら岳人は答える。まさかそこまで時間が経っていると
は思っていなかったので、忍足は驚いたようなリアクションを見せる。
「も、もうそんな時間なん!?」
「おう。」
「ほんなら岳人、早く帰らな!親御さん心配するで。」
「大丈夫だって。侑士と一緒に実験してたって言うから。」
「ま、間違ってはないけど・・・内容は言うなよ。」
「そんなの当たり前だろー。言えるわけないって。あれは俺と侑士だけの秘密の実験なん
だから。」
ウインクをしながらそんなことを言う岳人に、忍足は顔を赤く染める。秘密の実験という
言葉が何とも言えない妖しさを醸し出しているように思ったからだ。
「とりあえず、もう帰るで。これ以上遅くなると、アカンからな。」
「へーい。てか、侑士はもう大丈夫なの?」
「俺のことは心配せんでええから、ほら、早く帰る用意せな。」
こういうところはやっぱり先生だなあと岳人は思う。しかし、さっきのことを思い出すと
自然と顔が緩んできてしまう。
「侑士も一緒に帰るんだからな。ちゃんと帰る用意しろよ。」
「はいはい。」
岳人が帰る用意をするのを横目で見ながら、忍足も帰る用意を始めた。帰りの支度が終わ
ると、二人は戸締りを確認して、化学室を後にした。

                     to be continued

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