We are in Okinawa!〜その1〜

「突然だが、明後日から合宿を行う。場所は沖縄本島。参加資格のある者は正レギュラー
経験者だ。これは自由参加ではない。必ず参加するように。」
この突拍子もない太郎監督の言葉に200人の部員は言葉を失った。特に正レギュラーの
面々は試合をしていたにも関わらず、ラケットを思わず落としてしまうくらい驚いた。
「期間は三泊四日。羽田空港に8時半に集合。分かったな。」
そう言い放つと太郎はさっさとどこかへ行ってしまった。そう言われては、さすがに練習
は続けられないので、正レギュラー経験者の跡部、宍戸、岳人、忍足、ジロー、滝、樺地、
鳳は部室にいったん戻り、どうするかを相談し始めた。
「いきなり何なんでしょうね、監督。」
「ホントだぜ。明後日って日曜日じゃねーか。それから、三泊四日ってことはどう考えて
も学校のある平日にかぶるよな。」
「でも、沖縄って楽しそうじゃねぇ?俺、行きたーい!」
「確かにこれは結構楽しいかもしれへんな。」
「どっちにしろ、強制参加なんだから行かなきゃいけねーだろ。」
学校のある日とかぶっているのはいいのか?と疑問に思いながらも全員行くということに
決まった。全く太郎は何を考えているのやら・・・。

出発日当日。8時半に正レギュラー全員羽田空港に集まった。太郎から航空券を受け取り、
搭乗口へと向かう。そこからはたくさんの飛行機が近距離に見えていた。
「うわあ、マジマジ、すっげー!!俺、こんな近くで飛行機見たの初めてー。」
「俺も、俺も!!でっかーい!」
起きているジローと朝からかなりハイテンションの岳人が飛行機を見て大はしゃぎ。外向
きでは落ち着いて見せている宍戸も、今日、初めて飛行機に乗るので、内心かなりわくわ
くしている。飛行機に乗り込むとジローと岳人のテンションは最高潮。離陸する時などま
るで小さな子供のようにキャアキャアと騒ぐ。
「わあっ、飛んだ飛んだ!!」
「すごい!すごい!」
はしゃぐ二人を見て、跡部はかなり馬鹿にする。
「本当、あいつらガキだよな。」
「あのさ、跡部。耳がすげぇ変なんだけど。」
「ああ。気圧が急に変わったからだろ?もうちょっとしたら少しはよくなるはずだから、
我慢しろ。」
「う〜。」
宍戸は気圧の変化で耳がおかしくなってしまったようだ。しばらくすると跡部の言う通り
少しはよくなった。窓際の岳人は外の景色を見て、未だにはしゃいでいる。
「見ろよ、侑士。景色、すごいぜ!」
「ア、アカン。俺、ごっつ気分悪いわぁ。岳人、もうちょっと静かにしてや。」
「何だよぉ、つまんなーい。」
忍足はどうやら飛行機酔いしてしまったようだ。気分が悪そうにうつむいている。ジロー
はさっきのテンションの疲れからぐっすりと眠ってしまっている。
「滝さん、飲み物何にします?」
「俺は、じゃあ、ジャワティーで。」
「俺はリンゴジュースをお願いします。」
飲み物のサービスを鳳と滝はバッチリ利用する。鳳は座席など宍戸の隣になりたいのだが
跡部の策略でどうしてもなれない。なので、必然的に滝の隣になってしまう。滝にしたら
とてもうれしいことなのだが・・・。数時間後、飛行機は沖縄に到着した。

沖縄に到着すると、何故か太郎は部員をバスに乗せ首里城に向かう。跡部達からすれば、
合宿に来たはずなのに何故、首里城?という感じだ。首里城は特に遊ぶものはなくただ見
学するという感じ。岳人やジローには少々つまらない。だが、インテリ気味の跡部や忍足、
滝や鳳にとってはかなり興味深いものになった。その後、今日泊まるホテルへと向かう。
今日は大部屋で8人いっぺんに泊まる。もちろん太郎は一人で違う部屋だ。
「へえ、結構いい部屋じゃん。」
「ちょっと、狭いけどな。」
「6時から、二階で夕飯だってよ。」
「ふーん。って、6時まであと5分しかないやないか。」
「じゃあ、荷物置いてもう行きましょうよ。」
「そうだな。」
荷物を部屋に適当に置くと8人は二階の食堂へと向かった。今日の夕食は中華料理だ。
「何かスゴイな。」
「でも、俺んちの夕飯に比べたらまだまだだな。」
「跡部は特別だからだろー!まぁ、いいや。いっただきまーす。」
岳人が元気よくいただきますをすると、他のメンバーも続いて夕食を食べ始める。
「おいCー。エビチリうまいよ。」
「この春巻きもなかなかやな。」
「うえー。」
「何だよ、岳人。」
「ゴーヤー、苦いー。」
「当たり前だろ?にがうりなんだからよ。」
「じゃあ、跡部も食べてみろよ。」
「俺は食わねぇ。宍戸、お前が食えよ。」
「何でだよ!?俺は苦いの苦手だ。」
みんな好き嫌いが多いのか、それともゴーヤーが本当に苦くて口に合わないだけなのか、
ゴーヤーは不評なようだ。だが、そんなのも全く思わせないメンバーが一人。樺地だけは
なんの文句も言わず、もくもくと全てのおかずに手をつけ、食べている。
「みんな、樺地を見習わなきゃあ。」
ジローがからかうような口調で言う。とは言うもののジローもゴーヤーには手をつけよう
としない。
「お前だって、食べてないじゃんか。」
「えへへ、バレたー?」
結局、ゴーヤーチャンプルーは樺地が全部平らげてしまった。他のメンバーもおなかいっ
ぱい食べて、満足したようだ。夕食が終わると一度部屋に戻り、みんなで大浴場へ向かっ
た。
「広いお風呂ー♪」
今日は何故だが起きてることの多いジローは、ここでもテンションが高い。タオルを巻き
つつ脱衣所からのドアを開くと二種類の湯船が用意されていた。
「侑士、さっさと洗って湯船入ろうぜ。」
「せやな。岳人、背中流しっこせえへん?」
「いいぜ。じゃあ、俺からな。」
岳人と忍足はいつも通り、仲良く背中を流し合う。跡部や宍戸、滝や鳳、樺地も先に体な
どを洗ってしまい湯船に入る。ジローはいったん湯船に入り、一通り遊んでから髪や体を
洗った。ジローはもう一度湯船に入ると、うとうとしてきたのか眠そうな表情を浮かべる。
「おい、ジロー。こんなとこで眠んじゃねーぞ。」
「う〜、眠いー。」
「じゃあ、さっさと出ればいいだろ。」
「やだぁ、もうちょっとここにいるのー。」
跡部の忠告も全く無視して、ジローは湯船の中で眠ってしまった。跡部はやれやれという
表情をして、もうそろそろ出ようかという樺地に向かって声をかけた。
「おい、樺地。ジローが寝ちまったんだ。ちょっと、連れて行ってくれ。」
「ウス。」
樺地はひょいっとジローを持ち上げるとそのまま抱えて、脱衣所の方へ出て行った。
「俺ももうそろそろ出るか。」
滝も樺地に続いて出て行った。その後に鳳、跡部、宍戸も続いて浴場を後にした。残って
いるのは岳人と忍足だけだ。
「見てみそ、侑士。ぶくぶくお風呂ー。」
「それ、ジャグジー言うねんで岳人。俺はこっちの方がええけどな。」
「それにしてもみんな出るの早いよな。もうちょっと、ゆっくり入っててもいいのに。」
「まあ、ええんやないか。俺達だけでゆっくり入れて。」
「それもそうだな。」
楽しそうに会話をしながら、岳人と忍足はゆっくりと大きなお風呂を満喫する。二人が出
るころにはもうみんな部屋に戻っていた。岳人と忍足が部屋に着くと、もうすでに布団が
キレイに敷かれていて、ここでどう寝るか、少しもめている様子だった。
「宍戸さんの隣は俺です。」
「何、言ってんだ。俺に決まってんだろ。」
「じゃあ、俺が真ん中に寝るからそれでいいだろ?」
「ダメだ!!」「ダメです!!」
宍戸は大きな溜め息をついて、岳人と忍足のもとへ歩いていった。
「モテモテやなあ、宍戸。」
「うるせー。お前ら見てないで何とかしてくれよぉ。」
「俺達には関係ないもーん。ねぇ、侑士ぃ。」
自分達以外のことはどうでもいい二人は、かなり冷たい。しばらく我慢していた宍戸だっ
たが跡部と鳳の言い争いがなかなか終わらないのでさすがにキレた。
「いいかげんにしろ!!てめぇら!!んなことばっか言ってるとなあ、俺、樺地と滝の間
で寝るからな!!」
この一言で二人の喧嘩はピタッと止んだ。結局、さっき宍戸が提案した通り、宍戸が真ん
中になり、どっちの隣にもなれるように寝ることした。こんなにもうるさい中、ジローは
すでに夢の中。一日の疲れを取ろうと熟睡している。着替えは樺地にしてもらったのだが、
しばらく、テレビをみたり、トランプをしたりして遊んでいたが、12時くらいになって
みんな寝てしまった。やはり、8人部屋なので何か特別なことが起こるということはなさ
そうだ。次の日の朝、監督に5時半に起こされ、朝練が始まった。一応、それなりな練習
はあるらしい。

二日目は、タクシーを使い観光だ。太郎の本当の目的はただの沖縄観光なのだろう。だか
ら、テニス部正レギュラーにとってはとてもおいしい合宿だ。
「まずは、玉泉洞王国村に行く。着いたら自由行動してもいいぞ。」
『やったー!!』
一つ目の見学場所は、鍾乳洞がある玉泉洞王国村だ。その場所に着くと適当に二人ペアく
らいになり、それぞれ好きな場所を見学することになった。

鍾乳洞に入ることにしたのは跡部と宍戸だ。洞窟のように何キロか続いている鍾乳洞の中
は蒸し蒸ししていて薄暗い。いろいろな形をしている鍾乳洞はそれぞれに名前がついてい
て、なかなかおもしろいものだ。だが、暗いところや不気味なところが苦手な宍戸にとっ
ては、かなりつらい。初めの方は普通に跡部のあとについて歩いていたが、だんだんと奥
に入るにつれて、跡部との距離が縮まっていく。
「何だよ、宍戸。そんなに服を引っ張んじゃねぇよ。」
「だってよー、ここ薄暗くて怖えーんだよ。」
「お前、ホントに怖がりだな。ダッセー。」
「うるせーよ。こんな圧迫感があって、何が出てくるか分かんねーとこどこがおもしろい
んだ。」
怖がる宍戸は初めは跡部の服をつかんでいたが、そのうち、服だけでは安心できないと、
しっかりと腕にしがみついてきた。この宍戸の行動に跡部は文句を言いながらも内心とて
もうれしいと思う。とその時、宍戸の首に上の鍾乳洞から一滴の水が落ちた。
「うひゃあっ!!」
思わず大声を上げる宍戸に、さすがの跡部も驚いた。
「どうした!?宍戸。」
「跡部ぇ、何か上から落ちてきたあ。」
「はあ。ビックリさせるなよ。ただの水だろ?」
「ヤダよ、もう。早く出たい。」
ところがまだ出口までは700メートルもある。潤んだ目で今にも泣きそうな宍戸を見て、
跡部はいったん宍戸の腕を自分の腕から離させ、自ら宍戸の肩を抱いた。
「全く、しょうがねぇ奴だな。ほら、こうしときゃあ少しは安心できんだろ?」
「あ、ああ。」
跡部の行動に少しドキドキする宍戸だったが、やっぱり怖いのでそのままの状態で再びし
がみつく。
マジで、宍戸の奴可愛いな。こんなに必死でしがみついちゃって。何がそんなに怖いのか
ねぇ?
ビクビクする宍戸を気遣ったり、からかったりして、跡部は鍾乳洞の散歩を楽しんだ。コ
ウモリや水の中には魚もいて、意外と生物が住んでいるものだなあと跡部は感心する。ま
あ、宍戸はコウモリが飛んだり、魚が跳ねたりする度にわあっとかぎゃあっとかいちいち
声を上げる。その度に跡部は必死で笑いをこらえていた。

そのころ、岳人と忍足はちょうど鍾乳洞の出口の近くにある店でいろいろな種類のジュー
スやフルーツを買って飲み比べたり、食べ比べたりしていた。
「マンゴージュースって、マジでマンゴーって感じの味だ。」
「何、当たり前のこと言うとるんや。このグァバジュースは不思議な味やけど、なかなか
いけるで。」
「ホント!?飲ませて!」
「はい。これパッションフルーツやったっけ?何か、そのグァバジュースのもっと酸っぱ
くなったやつって感じやな。」
「へぇ。侑士、あーんして。」
「何や、突然。」
「パイナップル食べさせてやるよ。結構、甘くておいしいぜ。」
一つ平均450円と高いジュースなのに、三種類も買っている。そのうえ、パイナップル
も買っている。この二人は結構お金持ちなようだ。いつものようにラブラブオーラをまわ
りに振りまきながら、回し飲みをし、お互いに食べさせ合う。
「ホンマや。甘酸っぱくてうまいなあ。」
「だろ?あっ、そのジュースいい?」
「ええよ。」
「なぁなぁ、あとでさあ、あの小っちゃいバナナ買おうぜ。」
「せやな。跡部なんかにも分けてやらんと。」
あんだけ食べておきながら、まだフルーツを買うようだ。跡部達に分けるといっても島バ
ナナなのでかなり小さい。樺地なんかだと絶対に一口で終わってしまう。
「そういえばさ、跡部達は玉泉洞にいるんだよな?ジローとか滝とかってどこにいるんだ
ろうな?」
「さあな。少なくともジローは樺地と一緒で、滝は鳳と一緒ってのはあってるだろうな。」
「まあ、それなりに楽しんでんじゃねーの?みんなさ。」
岳人の言う通り、残っている他のペアも他の場所で楽しんでいる。

ジローと樺地はお土産屋の前にいるヘビと戯れていた。そのヘビは黄色の斑のある白ヘビ
でかなりの大きさがあった。
「なぁ、樺地見て見て!このヘビすげーよ。」
「ウス。」
「お二人で一緒に、このヘビとお写真どうですか?」
そこにいたお姉さんが二人に写真を撮らないかと誘う。ポラロイドで一回千円とちょっと
高めだが、ジローはもう撮りたくてしょうがなかった。
「なあ、樺地。一緒に写真撮ろうぜ!記念撮影、記念撮影♪」
「ウス。」
ジローは樺地の手を引いて、そこのお姉さんに白ヘビを首にかけてもらって、写真を撮っ
た。ポラロイドの画像が出るまでには、少し時間がかかるのでジローはその写真をじぃっ
と眺めながら、楽しそうな表情で話す。
「まだかな、まだかな。」
しばらくして、写真の絵がはっきりと出る。
「わあ、出た出た。すばらCー!!とっても、よく撮れてるよ。見て、樺地。」
本当にうれしそうな表情を浮かべたジローから、写真を受け取ると樺地は無表情でその写
真を見つめた。全然、表情が変わらなくても心の中ではジローと同じくらいうれしがって
いる。
「ねっ、いいよね?」
「ウス。」
「樺地はホント、表情変わらんないよね。でも、俺には樺地がすごくうれしいんだってこ
とちゃんと分かるよ。」
「・・・・。」
無邪気なジローの言葉に樺地は少し赤くなった。そんな樺地に気づき、ジローは追い打ち
をかけるようにさらに樺地を驚かせるようなことを言う。
「あー、樺地照れてる。可愛いー。」
「ウ、ウス・・・!?」
テンションの高いジローに振り回される樺地だが、そんなに嫌だとは感じない。むしろ、
うれしいくらいだ。写真をカバンの中にしっかりと入れるとジローは、樺地をつれてお土
産屋さんに入っていった。

残り一つのペア、滝と鳳のペアは三線や紅型、染物などの琉球文化の専門のお店があると
ころをまわることにした。
「すごいですね。ヘビ皮がいっぱいだ。」
「本当。確か財布に入れると金運がよくなるんだっけ?」
「三線もすごいなあ。」
二人が感心していると、店のおじさんが三線を引き始めた。安里屋ユンタやハイサイおじ
さん、最後には島唄を歌ってくれて二人を感動させた。三線を一通り見終えると染物の店
を見る。ここは、とくに誰もいなかったので、すぐに出てきてしまった。次に髪の長いお
兄さんが紅型をしているお店の前にやってきた。
「そこのお兄ちゃんとお姉ちゃん、これ何してるか分かる?」
「あの、この人は女じゃなくて男なんですけど・・・。」
「あっ、すいません。」
「いいですよ。別に。それ紅型ですよね?」
「そうそう。普通はね、こんな風に二本の筆を使ってやるんだ。まあ、一本でやる場合も
あるんだけどね。」
「へぇ。そうなんだ。」
このお兄さんは紅型についていろいろ詳しく説明してくれた。昔は服がそんなにたくさん
買えないので、同じ着物の柄を紅型によって流行や年齢にあったものにするということや
貴族の人達は表をピンク、裏を水色にしてリバーシブルで着れるようにしたり、わざと裾
を違う色でちらちら見せたりするのがよいということを聞いた。滝も鳳もこの話には思わ
ず感嘆の声を上げた。
「すごいですね。」
「昔の人ってそんなことしてたんですね。」
「そうだよ。昔の人ってすごいよ。」
「あっ、もうそろそろ時間だよ。長太郎。」
「いろいろな話を聞かせてもらって、ありがとうございました。」
「いえいえ、じゃあね。」
『さようなら。』 
紅型のお兄さんと別れると、二人は解散した場所へと戻って行く。他のメンバーも時間が
きたので駐車場へと向かうことにした。

玉泉洞王国村をあとにすると、一行はアメリカンビレッジへ向かう。アメリカンビレッジ
ではアメリカっぽい雑貨や米軍が使うような生活用品、服、鞄などがたくさん売っている。
「おっ、いいもんめっけ。」
「何だよ?」
「ほら、見ろよ。手錠。結構、重いぜ。」
「んなもん買ってどうすんだよ!?」
「さあな。いろいろ使えんじゃねーか?」
「まーた、変なこと考えてんだろ。まあ、いいけどな。」
跡部はレジの近くにあった手錠に目をつけ、購入した。岳人はワッペンを、忍足や宍戸は
軍の階級や役職を表すバッチを買う。滝や鳳、ジローや樺地も他の店でアクセサリーなど
を買った。

そのあと、簡単に昼食を済ますと昨日とは違うホテルに行く。今日は四人部屋である。跡
部、宍戸、岳人、忍足が同じ部屋で、ジロー、滝、樺地、鳳が同じ部屋だ。隣合う二つの
部屋だが、太郎の部屋だけは何故か階も違い、正レギュラーメンバーの部屋からはだいぶ
離れている。まあ、一人でくつろぐためだろう。荷物を整理すると夕食の時間までしばらく
メンバーもくつろいだ。

                     to be continued

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